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最弱は最強を飼っている  作者: 水冴
7/22

帰宅

あらすじ


久々に学園に復帰した未来、放課後に渡辺と一緒に買い物に行く。

「我が家たーだいまー」


「やっと帰ってこれたなある程度の荷物は部屋に転移させたとはいえかなりの量だったな」


「かなり買ったからねー日用品とか食材後は洋服とかも買ったからねー流石に全部転移させると部屋が溢れちゃうよ」


「ねぇ雷切ー机の上に波希からの手紙があるよ?」


「また何かの呼び出しか?」


波希からの手紙には「明日の放課後大事な話がある未来と二人で学園室に来いお前達二人の将来が決まる話だ、だから必ず来い」と書いてあった。


「なんだろうな未来、将来が決まる話なんて」


自分はまだ何の話かわからないでいたが未来はわかったのかさっきまでの表情とは一変した真剣な表情になっていた。


「未来?大丈夫か?」


「あっ…うん大丈夫それより早くご飯にしよ」


「未来が大丈夫ならそれでいいんだが、まあこの話は明日の話出しな早くご飯にするか」


「うん、今日のご飯は何?」


「今日はカレーだ甘口、中辛、辛口どれがいい?」


「そうだね辛口でお願い、作ってる間私はこっちの片付けをするね」


「わかった、よろしく頼むよ」


未来の変化をあまり気にしないで料理を作り初めて、未来の方の片付けがある程度終えた頃にカレーが出来た。


「未来ー出来たぞー」


「うん、今行く」


二人席に着き食べ始めた頃未来が真剣な表情で話しかけてきた。


「ねぇ雷切、雷切は目の前に死にそうな人が居たらどうする?」


「いきなりなんだよ、まぁそりゃ助けるよ」


「でも助ける方法が自分の身を削る物でも助ける?」


「助ける、自分は何も取り柄が無い魔法も全く出来ないそれでも助けられる命があるなら自分の身を削ってでも助けるよ」


「そう…うんそれを聞いて安心した、ごちそうさま、私はちょっと早めに寝るね、カレー美味しかったよ、おやすみ」


「あぁおやすみ、またあした、自分も早めに寝るか」


洗い物をし風呂に入って自分も早めに布団の中に潜った。


「さっきの未来は変だったな、良いや寝よ、明日の事は明日考えれば良い」


布団に入ってうとうとしていたら背中に何か柔らかい物が当たり振り向こうとした。


「振り向かないで」


「あのー未来さん何をやってるんですか?」


「良いから振り向かないでこのまま聞いて」


その言葉はいつにもまして真剣だった。


「雷切、もし私に危険な事や命を失いそうな事が合ったら助けてね、絶対だよ絶対に助けてね」


未来はそう言うと部屋に戻っていき、自分も魔法に掛けられたかの様な睡魔に襲われた。


「雷切、雷切起きて朝だよ朝ご飯はもう出来てるよ」


「ん、おはよう未来」


「おはよ雷切、私はもう学校に行くね」


「わかった」


「んじゃ後でね、放課後の事忘れないでね」


「あぁわかってるよ」


未来が学園に行ったと同時に起きて朝ご飯を食べて自分も学園に向かった。


「おはよ渡辺」


「あぁおはよ潮島、昨日は悪かったな」


「良いよ全然、今日の放課後は大丈夫?」


「今日も無理だ波希に呼ばれてる、すまないな」


「そう…最近渡辺付き合い悪いね、言えない理由なのは分かるけど、出来れば私に理由を話して欲しいな、かなり長い付き合いなんだから」


「すまない、話せる内容なら話すんだが、この内容は自分の独断では話せないんだ、気持ちだけ受け取るよ」


「本当に何時でも良いから頼って」


「あぁわかった、とりあえず今は授業に参加しようぜ」


「うん」


潮島と話し終え授業に参加をする為に教室に向かうと隣の席に居るはずの未来が居なかった。

自分は特に気にせず授業に参加した。


……授業中ー……


「あー終わった、でもここから波希の所に行かなきゃならないのか…めんどくさいな」


自分はゆっくり席を立ちダラダラと波希が居ると思われる学園長室に向かった。



コンコンと扉をノックしても反応がない、ドアノブを回すと鍵は掛かって居なかった。


「波希ー居るのかー?…入るぞー」


恐る恐る入ると中には誰も居らず、また書置きだけが残っていた。


「また書置きかよ」


書置きには「隣の部屋に転移魔法陣を書いといた、それを使って転移して来てくれ、起動の仕方はいつもと同じだ」と書いてあった。


自分は書置きに書いてあった隣の部屋に繋がる扉を開けると、資料や色んな物が乱雑に置かれている汚い部屋の床に魔法陣が本当に書いてあった。


「本当に書いてあるし、いつもの起動の仕方だから、確かここの引き出しの中に…合った羽根ペン」


こういう起動式転移魔法陣の時、波希はいつも羽根ペンを使う、波希の基本的な転移の考えが場所と場所をペンで繋ぎ羽で飛ぶ、この様な考え方をしているから起動時には羽根ペンを使う。


「さて…それじゃあ羽根ペンよ自分を波希の連れて行ってくれ」


そう唱えると一瞬で波希の所に転移をした。


転移した場所は周りが白一色の部屋だった。


「おっ来たか、渡辺にしては早かったな、偉い偉い」


「うるせぇ、で用ってなんだ早めに済ませてくれ」


「早めにってのは無理だな」


「んじゃ用ってなんだよ」


「そうだな手っ取り早く言うと渡辺お前に未来と契約を結んで欲しい」



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