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最弱は最強を飼っている  作者: 水冴
10/22

未来との契約

「わかった…簡単にまた契約内容確認するぞ、未来えの命令は血を与えればなんでも出来る、その代わり未来に与えた命令で求める血の量は変わる、あとは命令をしなくても一週間に一番は未来に血を与えるように、それとこれは契約とは関係ないんだが、未来の契約者になったら私達の部隊死神に仮入隊して貰うからな」


「何で入隊しなきゃ行けないんだ?」


「未来は最優先保護対象だからだ、そのご主人様になるんだから当然お前も保護対象だ、それで一番守り易いのが死神に入隊してもらうのが守り易い、だから、契約が切れるまでは死神『仮』として居てもらうからな」


「わかった」


「あと、これは私からの助言だ、未来は人間じゃない化け物だ、それと今渡辺と未来を結んでいる鎖はこの契約だけだ、ヘマしたら簡単に外れる鎖だ、この二つだけは肝に銘じておけ」


「?よく分からないが、とりあえずはわかった」


「それでは、これから契約に入る契約のやり方は未来の指示に従えば良い、私は元の世界で待っている無事に契約が終わるのを祈っているぞ」


波希はそう言い残すとゲートを開き元の世界に帰った。


「ねぇ雷切、本当に良いの?私と契約を結んだら今までの生活は出来なくなるよ?」


「別に問題ないさ今までも地獄の様な生活をしてきたんだ、魔法が使えないだけで馬鹿にされ、何かに挑戦しても尽く失敗して、波希の教え子ってだけで特別視される、何も出来ない自分が本当に嫌だった、だけど、そんな自分にも出来る事が今出来た、この先が更に地獄になるんだったら一緒に一番下まで落ちてやる、それが今自分に出来る事だから」


「ありがとう…雷切」


小さく未来はそう言うと小さなナイフを取り出し自分と渡辺の手首を切り呪文を唱え始めた。


「我、未来星七は血の契約の下、渡辺雷切を主と認め使い魔となる、契約が続く限り我は主の手となり足となり駒となる事を誓う」


「雷切、あとはお互いの血を飲めば契約は完了だよ」


「自分も飲むのか」


「うん、本当は飲むのは私だけで良いんだけど、雷切に私の事知って貰いたいからさ」


「わかった」


自分と未来は手首から流れる血を飲みあった。


ゴクリ…


一口飲むと体が燃えるように熱くなり頭の中に色々な物がなだれ込んできた。


「あっ…あぁっ…なんだこれ、血?人?死体?」


頭がおかしくなるほどに一気に入ってきた、自分は頭を押さえながらその場に膝を着いた。


「雷切…落ち着いて…落ち着いて…辛いだろうけど頑張って…雷切……ごめんね」


未来は膝を着いた自分を抱きしめながら言った、次の瞬間自分は気絶した。


「起きて渡辺、早く起きて…未来が心配してるから、起きて」


不思議な声が聞こえてきた、その声は未来にとても似ていた、ゆっくり目を開けると一人の少女が立っていた。


「起きた?ここは夢の中、渡辺、貴方を起こして上げる、未来が心配しているからね」


少女は言葉と同時に自分を白い光で包んだ。


「光が消えたら目を開けて、未来が待っている」


少女の言う通りに光が消えた、目を開けると青い空が広がっていた、風と共に鳥の鳴き声まで聞こえてきて、自分の下には草原が広がっていて、気絶する前に見た光景とは全く違っていた。


「渡辺?起きたの?」


横を向くと未来が横になっていた。


「うん、おはよう未来、自分は何時間位寝ていた?」


「5時間位だよ、本当に心配したんだから」


「ごめんな、なぁ未来、ここ気絶する前の時から変わってないか?」


「うん、早く目覚める様に世界を少し変えたから」


「良いのかそんな簡単に変えて」


「大丈夫、私が思っている完成系には近づいてるから」


「未来、気絶する前に自分が見たものは未来の記憶か?」


「そうだよ、失望した?」


「いや、自分は未来の全てを受け入れるつもりだ、だから失望などしない」


「そう言ってくれると嬉しいな」


「そういえば少女が自分を夢から目覚めさせてくれたんだが、未来知らないか?少女は未来の事知っていた見たいだが?」


「珍しい…あの子が私以外に姿を現すなんて」


「知ってるのか?」


「うん、だってその子はこの子だし」


未来は横に置いて合った刀を指さした。


「えっ?」

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