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妄想で小説を書く妄想  作者: うぉーたーめろン
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ガラスのくつ

ガラスのくつ

      野田 章一郎

 シンデレラは、時間が来ると会場を後にしました。本人はもう、過ぎた昔のこと、終わってしまって遠くまで行ってしまった出来事、誰も知らない自分だけの秘密の思い出と考えていました。そして、もうあそこの人々に会うことはないと。しかし、会場に残された人々はそうは思いません。そこには、ガラスの靴が残されていたからです。

 シンデレラにもう一度会いたい。そう思った王子様は残されたガラスの靴を頼りに、シンデレラを探そうとしました。もちろん、シンデレラを良く思わない人もいます。ガラスの靴の主を偽ったり、ガラスの靴自体を無かったことにしようとしたり。それでも王子様は妨害にも負けず、シンデレラを見つけ出しました。めでたしめでたし。

 僕はシンデレラでも王子様でもありません。それでもあの、舞踏会を作り上げる一員となり、演じる場に関わることが出来て、とても良い経験だったと思います。そして、僕は王子様でないのでシンデレラを連れ戻すことまではできませんが、残されたガラスの靴のこと、シンデレラがここにいたことを、忘れずにしっかりと覚えていたいと思います。

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