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第一章:新しい生活の歪みと、義父の接近
あれから3年が経った。
修は、32歳という若さで、部長に昇進し、収入は大幅にアップした。
小春(3歳)は幼稚園に上がり、瑠美(35歳)は強い母として、修と共に静かに暮らしていた。
しかし、修の生活は一変していた。
仕事は多忙を極め、帰宅は遅く、出張も多くなった。
修と瑠美の禁断の愛の時間は大幅に削られ、瑠美の心には修を失うことへの不安が影を落としていた。
そんな修たちを、亡き妻・葉月の父、康夫(60歳)は、変わらぬ温情で見守っていた。
康夫は、修の出世を機に、新しい住居を強く勧めた。
「修くん、瑠美さんも小春ちゃんも、もっと便利なところに住まわせてやりなさい。私の知人が所有する駅近のマンションがある。セキュリティも万全だ」
康夫の提案は、修にとって渡りに船だった。
瑠美も、小春の利便性を考え、引っ越しに同意した。
これが、地獄の始まりとなった。
康夫は、葉月の闘病生活中からずっと、瑠美の禁断の美しさに魅了されていた。
修が多忙になること、そして監視しやすい環境へ移動させること。
全ては、康夫が長年温めてきた、瑠美を手に入れるための周到な罠だった。




