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大人の女性は魅力的?

「――素晴らしいわ、ジャンくん! 貴方は、本当に類稀なる才能に恵まれているのね」

「いやー、僕なんてまだまだです。まだまだ研鑽中の身でして」

「いえいえ、謙遜しなくて良いのよ。皆さん、ジャンくんに改めて盛大な拍手を!」



 それから、およそ一週間経て。

 二限目、中級魔法の授業にて。

 先生から最上の賛辞を受け、少し照れくさそうに頭を掻き答えるジャンくん。そして、そんな彼に再び教室全体から大きな拍手が巻き起こる。と言うのも、今しがた上級に近い難しい魔法をものの見事に成功させて……うん、やっぱりすごいなぁジャンくん。改めてだけど、先生の言う通りものすごく才能が……まあ、才能それだけみたいに言うのも頗る申し訳ないけども。ジャンくんは、実際にものすごく努力もしているわけだし。



 ……ただ、それはそれとして――



「――おやおや、随分とあの先生がお気に召したのですね、ロイ。さっきから、随分と――それはそれは、随分と熱心に見つめているようですし」

「……いや、そういうわけでは……」


 そう、隣から声が届く。それはそれは、随分と冷ややかなお声が。でも、小心者の僕に直接そのご尊顔を拝む勇気はない。きっと……うん、声音こわねに違わぬ大変冷ややかな表情を浮かべているだろうから。



 さて、何のお話かというと――今日赴任してきたばかりという、何とも妖艶な雰囲気漂う女性教師、ロラ先生のことを仰っているわけで。



 


 

 

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