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願いごと

「ところで、リリアさん。リリアさんは、何か叶えてもらいたいこととかある?」

「…………へっ?」


 ふと、そう問い掛けてみる。すると、少しポカンとした表情のリリアさん。まあ、そうだよね。僕としては雑談がてら話を振っただけなんだけど、ちょっと急だった気もするし。


 だけど、この話題にしたのはちょっとした理由があって。と言うのも――当校では魔力の量が一定以上の水準を満たすと、学校長から何でも願いを叶えてもらえるというとんでもない制度システムがあって。そして、あくまで僕の感覚ではあるけれど、彼女はその水準を越えているように思う。だから、もしあるならすぐにでも――



「……そうですね……今は、内緒です」

「……そっか」


 すると、少し目を逸らし答えるリリアさん。ほんのり頰が染まっているところを見ると、きっと恥ずかしいのだろう。まあ、願いごとなんてそんなものだよね。

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