表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/35

閃光 の彼方

 異世界あるある テンプレート!

モチロン 普通にコナスよ!

でも 思春期真っ只中な 厨二病をナメんなよ?!

女神? 神? ソンなの普通ダロ?


  閃光! ええ 光ましたとも!



  ★✫ ッビッかーっーン!!!

 

 5時限目 教室に、 担任マリリン(渾名)と イケマッチョ(保健室の医師の渾名)が、 入った途端 教室に、 閃光が迸った!


 眩しい!! と、 机にうつ伏せるのと 


「異世界じゃんっ?!」と、 ダレかが叫ぶのは同時だったか?




 ハイ! キマシタ! 真っ白空間!


異世界転生や 転移ものでは、 真っ白空間なら勇者。 漆黒空間なら 魔王になるよね?


 ボク、 真っ白空間でも チート満載の、 勇者ナシ希望! 面倒で キツい冒険ヤラサれる、 勇者何かお断り!!


 早く出てきてよっ! 女神か 神様!!


✧ちょっ! 何てヒネくれた子どもなの?✧


✦こんにちは! ボクは少年!中学一年生何だから もう子どもじゃないよ!✦


✧こんにちは、 少年! ワタクシが女神アリエル 敬いなさい!✧


✦突然 平和な日常を破壊した犯人を敬えと? ✦


✧チート あげませんよ?✧


✦敬います! チート満載希望で!! ユニークスキル3つとか、 ケチらないでよ?✦


✧全く 最近の子ど…ゲフンゲフン、 少年はあざといれ✧


✦魔法全属性で魔力無限無詠唱 言語フリー アイテムBOXは時間停止の無限収納 豪運持ちでリフレクションシールドイモータルオブジェクト使用 剣聖で勇者の称号ナシ! 魔眼鑑定持ちで並列思考演算能力と現在日本の記憶持ち越し ステータスはモチロン偽装使用 継承権には無縁な王子様転生でお願いします!✦


✧呆れた条件の 長い希望を全くカマず スラスラ言える厨二病症状! 合格です。 行きなさい! アノ世界へ!✧ 

 

ボクの希望は通ったのかな? また 閃光!!




✡✡✡✡✡


 今日は、 旅行先の聖教国で 勇者召喚が行われる。 今代の勇者は、 ここ何百年も出現していない。 勇者のタマゴは、 各国に何十人もいるが、 称号は育たず 勇者のタマゴのままだ。

 世界各国で、 魔物が増えており 勇者は必要とのことで、 戦争中立国の 聖教国での、 異世界召喚決行が 行なわれるのだ。


 「魔術師が、 三十人 一斉に魔法を流す、 巨大な魔法陣って 側で見学なんかしてて、 危険じゃないの?」5歳の誕生日の今日 勇者召喚とかより、 大聖堂図書館に行きたいと考えるボク。 突然、 ボク達の世界に連れ込まれる勇者は、 何か 可哀想じゃないの?


 眠たい目を擦りながら、 まだ暗い早朝四時起きで、 招待席から 勇者召喚の大魔法陣が描かれた、 コロッセオの闘技場を見下ろしている。

 観客席は、 満員で 何なら立ち見席も、 いっぱいだ。

 大魔法陣の外周には、 各国代表の魔術師達が 魔力を注ぎ始める。


淡紫色の未明の光の中、 大魔法陣が 薄っすら輝き始め、 唐突に閃光が疾走った!


 眩しさに 両眼を庇った、 その一瞬後 大魔法陣の上に、 数十人の勇者達の姿があった!

 コロッセオ中が 静寂から、 爆発的歓声に包まれた。


 ボクは、 数瞬間 両眼を開けたまま、 自分の変化の激流?に 瞬きもデキナイ!


「「 ハヤト様っ! 」」


 ボクの中で 閃光が弾けた瞬間、 前世(現代日本人の記憶)に 覚醒した。

 アリエル女神との 数分?のやり取りの記憶も、 ちゃんと覚えている。

 そして何より、 大魔法陣の中で 喜怒哀楽を現す、 日本人達全員を ボクは知っている!


 「大丈夫! びっくりしただけだよ。 眩しくて 眼がくらんだんだ。 出現の瞬間は 見えなかったね? 勇者って 一人じゃないんだね?」


「この世界から 生まれる勇者は、 唯一無二の存在ですが 召喚者は、 わかりません。」執事イリアは、 ボクに静かに説明してくれた。


 ボク達、 招待者は 今夕、 勇者召喚成功祝賀会兼 勇者の歓迎晩餐会に招待されている。

 ボクは、 執事イリアに頼んで これから行われる、勇者達への 説明会に同席することに成功した。 元 同級生や 担任のマリリン、 イケマッチョに 完全に巻き込まれた教頭先生(教室の後側から入ったらしい)達が、 どうなるのか 心配だったんだ。



 大聖堂に 移動してきた、 日本人達。

喜びはしゃぐ 朱雀スザクは、 ボクの厨二病仲間で 幼なじみ。 その横で、 シャクリあげながら 手を繋ぎ合い、 泣いている双子は ハルナツ、 性格真反対の一卵性双生児のやはり 幼なじみだ。


 そして、 担任マリリンの肩を抱くのは 薄ら剥げ…ゲフンゲフン、 中年教頭先生! 

 二人で 生徒達の後ろを歩く。

 

 イケマッチョは、 日本人達の 先頭で 全体を護るように、 気を張っていた。




 「遥遥はるばるこの世界に 召喚された、 勇者の皆様! どうか 心やすらかに おききくださいませ。」云々。

 聖教国の法王様直々の 勇者召喚説明と、 突然召喚された日本人たちとの 質疑応答は、 正午まで、 約5時間程 続けられた。

 

 ボクは、 日本で あの閃光前に居たはずの 男女数名ずつが、 居ないことに気づいている。

 彼らは、 一体ドコに いるんだろう?

 ボクみたいに、 転生しているのかも知れない。 

 昼食の時間になり、 大聖堂の隣 大食堂に移動して、 全員で食べ始める。

 朱雀は、 元気いっぱいだけど 春と夏は、 チビチビ食べているな? 泣き腫らしたその二人を 朱雀は、 もっといたわってやれよ!

 突然 家族と離れるハメになった、 普通の人達なら ご飯も中々喉を通らないだろう。


 業腹なコトは、 コレから 世界中、 バラバラな国に 引き取られる日本人召喚者達を 選ぶ目的で、 チョッカイをかけまくる 要人達の群れ!


 ソレらの、 チョッカイは 教頭先生と、 イケマッチョ二人による 宣言まで続けられた。

 何と二人は、 召喚者全員の離散を 拒否したのだ! ボクは、 とてもとても感心した! 感激した! そうだよ! 皆は、 暫くは 離散してはイケないよ! 精神衛生上もね!


 そして、 担任マリリンの肩をポンポンする教頭は、 マリリンの実の父親だと判明した!

 全く似てないぞ!! 日本人組は、 召喚から 二度目に驚いた。


 異世界あるあるは、 始まったばかりだ。

どうなる? ボク達!

どうする 幼なじみ!

 絶世の美女 ダイナマイトボディーマリリンは、 世界中の王族が ロックオンしてるぞ!

 イケマッチョも、 何やら不穏なロックオン状態だよ?



 




 読んでくださりありがとうございますm(_ _)m

いいね! コメント等もお願いしますm(_ _)m

ブックマーク喜びます(≧∇≦)b

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ