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籠の鳥シリーズ

詩 かごの中の鳥はもうずっと飛べないまま

作者: 仲仁へび



 かごの中の鳥は飛びたかった


 飛べるわけがないと諦めて過ごしてきたけど


 やっぱり空を飛ぶことを諦めきれなかったから


 翼を広げて 飛ぼうと思った


 自分の翼で 飛んでみたかった


 青い空とともに 白い雲とともに


 心地のいい風とともに


 自由に 思うままに


 けれど 望むのが遅すぎた


 扉が開くようになっていても


 外に出られるようになっていても


 気づいてしまった


「あの空にはいけない」と


 かごの中にいる時間が長すぎたから


 体は無力で かごの中に縛り付けられたまま


 もう飛べなくなってしまっていたから


 どんなに願っても


 この事実を変えることはできない


 動かなくなった羽が現実を突き付ける



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― 新着の感想 ―
[一言] 飛べなくても 飛ぼうとすることは 出来るはず 動かぬ羽を動かすのは 痛いけど 辛いけど それでも飛べないけれど だけど それでも 飛べなくたって
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