表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
659/953

637話 お祭りで食べるフードは一味違う?


「アルバートさん達も、何か食べたいものがあったら、言ってくださいね。」


アンジュ君、アンヘル君、リリスさんは、手持ちがあるけれど、まだちゃんと食べていない人もいるからね。


「ああ、そうするよ。」

「屋台がいっぱいあるから、悩むのよね。」

「そこら中から、良い匂いがするしな。」


さっき買った小分けのフルーツ飴は、皆に分けて、今は皆の口の中。

と、言っても、アンジュ君たちには綿あめを、リリスさんにはフルーツ飴を買ったのだから、他の人たちも何か食べたいものがあったら、遠慮なく言って欲しい。


「おすすめは、どれだい?」


アルバートさんに聞かれ、私は首をひねる。

お祭りの食べ物…おススメか…

焼きそば、たこ焼き、お好み焼き…

イカ焼き、アメリカンドック…

食事処だと、こんな感じ?

甘いものだと、綿あめ、フルーツ飴の他に、チョコバナナやかき氷があるよね。


「私がお祭りに来てよく食べるのは、焼き鳥ですかね。」


それも串に刺さった物では無く、パックにばらして詰めてくれるやつ。

タレがたっぷりかかっていて、美味しいんだよね。


「フランクフルトもよく食べます。」


ケチャップとマスタードの相性が最高。

口に入れた時に、パリッと割れる感覚もいいんだよ。


「他にも大学芋や、クレープも売っていますし。」

「たくさん挙げたな…」


おススメというか、お祭りはテンションがハイになるから、何でもおいしいと言うか。

しいて、言えば、私がよく食べる食べ物はなにか…みたいな?


『たこ焼きはうまいぞ。』

『ネロは、食べたことがあるのかい?』

『あぁ。屋台じゃないけどな。』


確かに。

ネロは一足早く、たこ焼きを食べたよね。

クレープも食べたし、たい焼きも食べたね。


「まぁ、いろんな屋台があるので、食べたいものがあれば言ってくださいね。」


名前だけ聞いても、ピンとこないだろう。

アンジュ君たちも、実際に屋台を見て、それで興味を持ってくれたみたいだし。


「うーん。でもお腹すいたのは事実なんだよね。」

「そうね。」

「じゃあ、チヒロのおススメのフランクフルトと焼き鳥にしてみないか?チヒロ、案内してくれないか?」


もちろん、大丈夫ですけど。


「それでいいですか?」


ちょうどいいタイミングで屋台があるみたいだし。

私もお腹すいたな。

二つずつ買って、皆が選ばなかった方を、一つ貰おう。


「という訳で買って来ました。取りあえず、焼き鳥、二パックと、フランクフルト二本。」


もちろん、皆には屋台から少し離れて待っていて、貰いました。

屋台に行っただけで、物を貰ってくるのは、どうかと思うので。


「チヒロは何を食べるんだい?」

「皆さんから、選んでください。せっかくですし。」


なんなら、焼き鳥もフランクフルトも、お祭りという場でなければ、割と食べることが出来る。

それで結局、アルバートさんが焼き鳥で、フェリシアさんとカイン君がフランクフルトという形になった。

なので、私は焼き鳥パック。

まずフランクフルト組。

じっと見つめた後に、フランクフルトを口元に持っていく。

パリッとしたいい音が鳴り、もぐもぐと口を動かしている。

さすが屋台。

なんか屋台のフランクフルトって、よりパリッと感が増している気がするのは気のせいだろうか?


「うっま。」

「美味しい。」


よかった。

私も食べよ。

焼き鳥の皮を一口、運ぶ。

この甘いタレに、弾力のあるお肉。

うん。

間違いないね。

アルバートさんも、箸が進んでいるみたいだし…

皆なんだかんだで、お祭り食を食べたし、これで腹ごしらえ完了かな?


『チヒロ、俺も食べたい。』

『はいはい。』


カバンのふたから、ぴょこりと顔を出したネロに、焼き鳥をあげる。

腹ごしらえをした後は、思いっきり遊ばないとね。

読んでいただき、ありがとうございます!


よろしければ、

評価、ブックマーク、感想等いただけると

嬉しいです!


よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ