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【第一部完結】(サークルクラッシャーの)私が旅に出ようとしたら、 いつのまにか異世界の旅行会社に就職してました  作者: キサキエム
第一章 新しい環境というのは、気づかない間に疲れていくものである
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11話 ついに私の仕事が決定する?


「じゃあ、説明しながらその都度、質問入れて行ってもらったほうがいいかもね。」

「了解です」

「最初に仕事内容から説明するんだけど、企画宣伝課での主な仕事は、旅行プランを立て提案する企画と、異世界の魅力を大衆に伝える宣伝の二つ。それで、チヒロちゃんには、宣伝の方を担当して貰おうと思ってます。」

「宣伝ですか?」

「そう、実際に旅行にいって、魅力ある名所などを調べて、その世界の魅力を発信する。そして、企画に組み込めそうな場所があったら、企画課に還元するって感じかな。」

「な、るほど?」

「そんなに難しく考えないで大丈夫。チヒロちゃんが実際に行った世界で、魅力に感じたものを紹介してくれればいいの。それをお客様に伝わりやすいように編集するのは、企画の仕事だからね。異世界に染まっていないチヒロちゃんだからこそ、いいんじゃないかと思ったの。」


企画と宣伝、両方とも責任重大なのはわかる。

というか、仕事上で責任がないなんてこと絶対にありえないと思う。

企画は、お客様と実際に関わる仕事。

お客様の反応を見ながら、的確に提案していくには、圧倒的な知識が必要だと思う。

宣伝は、実際に旅行に行って、空気に触れて、それを多くの人に伝えるのが仕事。

何があるか分からない世界での対応力とか必要なのかな。


んー…どっちもどっちな気がしてきた。


「なに不安になってんだ?要は、好きに旅行して来いってことだろ。」


え?そんな訳なくない??


「チヒロ、旅行したいって言っていたから、そういうほうがいいと思った。」


えっと??

ネロがぶっきらぼうに言い放ち、アンヘル君が不安そうに私を伺ってくる。


「さすがに、申し訳ないなって思っているし、チヒロちゃんがやりたかったこと、ちゃんとやらせてあげたいとも思ってるから。」

「チヒロ、怒ってる?」


フェリシアさんの気遣いと、アンジュ君の言葉に、なんか負のオーラでも出てたか?と不安になる。


「怒ってないよ!帰れなくなったってちょっと驚いてはいるし、心配事もあると言えばあるんですけど、現状を離れたいと思って行動したのは私で、結果私の不注意により今に至るわけなので。まさか世界が変わるとは思わなかったんだけどね?それに、仕事ってなると、やっぱり責任重いから、そこに悩んでるだけで…」


あはは

うーん、失敗した気がする。

あんまり伝わってないというか、より気を使っているように聞こえてる?

どうすればいいの…

読んでいただきありがとうございます。

千紘が今後どうなっていくのか、

楽しんでみてもらえたら嬉しいです。


よろしければ、コメントしていただけると

キサキはとても嬉しいです。


今後もよろしくお願いします!

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― 新着の感想 ―
[良い点]  契約自体は強引だけど、説明はちゃんとしてるだと……!!
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