剣魔大会開催!
さて、気を取り直して剣魔大会が始まりました。珍しく、会場の外部を工事していますが観客には関係なく観戦できています。
「シングルの出場は、レインとカレンの二人だったな?」
レグルスはレインをみて確認した。
「ああ、僕とカレンが出場するよ。幸い、トーナメントではAブロックとBブロックで別れたから決勝戦までは当たらないよ」
「くっくっくっ!腕がなるのじゃ♪」
実に楽しそうにしているカレンであった。
「お二人とも怪我をしないように気を付けて下さいね?」
剣魔大会初出場のアイギスはここに来てからずっと心配していた。
「まぁ、多少の怪我だったらレグルス隊員が治すので、どーんとやっちゃって下さい!」
ゴチンッ!?
「あいたっ!」
レグルスがシオンに拳骨する。
「俺を頼るな!怪我はないほうが良いに決まっているだろうが!」
こうして、なんやかんやで試合の順番がやってくる。
「行ってくるよ」
頑張ってね!と送りだすシオン達にレインとカレンはお互いの拳を軽くぶつける。
「決勝で会おう!」
「うむ!レイン殿も気を付けてな!」
二人はブロックが違うため、別々の会場の控室へと移動するのだった。
『さぁ!今年も始まりました剣魔大会シングル戦!ここまで白熱したバトルが繰り広げられています!そして!!!!次の試合の選手はななななーーーーーーんと!英雄王の息子であるレイン・アクエリアス君だーーーーーーー!!!!!!!』
わぁーーーーーー!!!!!!!
わぁーーーーーー!!!!!!!
「マジかよ!」
「あの英雄王の息子!?」
「どんな子なのかしら!」
観客席からざわめきが収まらない。
「はぁ………これが偉大な親を持つ苦労ってやつかな?」
周りからの過剰な期待に、流石のレインも緊張していた。
「なんだぁ?英雄王の息子と言っても、まだガキじゃねぇか?親の七光りで勝てると思うなよ!」
相手は獣人族のワーウルフ系の男だった。
『では、剣魔大会シングル試合…………始めーーーーーーーーー!!!!!!!』
先に飛び出したのは獣人族の方であった。
「先手必勝!俺のスピードで一瞬で終わらせてやるぜ!」
獣人族であり、狼の獣人である特性を生かして、目にも止まらないスピードで一気にレインに襲いかかる!
「もらった!!!!」
両腕の爪を伸ばし、切りかかる!
ガギィン!?
レインを捉えた思った所でレインが消えた!?
「なに!?」
空振りに終わった腕を戻し、左右にレインの姿を探すが?
キンッ!
レインは後ろに現れ、剣を鞘にしまうと対戦相手は音もなく倒れた。
『勝負あり!!!!一瞬で決着が着きました!襲い掛かった相手の攻撃を避け、一撃で倒してしまいました!!!!これは今後の試合も期待出来ます!!!!!!!』
「ふぅ~そんなに余裕は無かったけど、勝てて良かった」
平然を装っていたが、緊張もしていたし始めての国の威信を掛けた剣魔大会でまだまだ身体が堅かった。
「お兄様、緊張してましたね?」
「ああ、実力の半分も出せて無かったな。レインならクリスタル・ブレイクも容易に出来ただろうに………」
シオン達は恒例の試合の検証に入った。
「で、でも初めての大会参加ですし、仕方がないのでは?」
「あら?確かに初めての参加ですが、言い訳になりませんわよ?本当の死合いでそんな言葉は通用しませんわ!」
アイギスの言葉にカウスが反論した。
「レインは真面目過ぎるんだ。どっかの誰かさんみたいに頭を空っぽにしておけば良いんだよな」
「おい!レグルスさんよ?だ~れ~が~、頭の中がカニ味噌だって!?」
「そこまで言ってねーよ!刀をしまえ!マジで危ないだろう!」
レグルスの首元の刀を納めたシオンが言った。
「お兄様もカレンの試合を見れば緊張もほぐれるでしょう」
シオンは、観客席から次の試合が始まるフィールドに目をやるのだった。
愚者の声
「う~ん…………バトル描写が難しい……」




