各国首脳会議!
旅の道中は飛ばします~!
だって、特に何もなかったからね!唯一、国王様と王妃様が一緒に同行したぐらいです。英雄王と一緒に旅するのが1番安全だからと言うことで。
そして、シオンの封印を解かないのには訳があった。呪縛の鎖は虚無の神アビスメイデンの力が込められているため、邪神が現れる時に力の流動でわかるためだ。だからまだ5分しか戦えないのよね………とほほほ
中立国ペンタゴン─
シオン達はいつもの高級宿に泊まり、旅の疲れを癒していた。そして3日後には各国の首脳会議が極秘で行われていた。
「にわかには信じられない話しですね」
そう口にしたのはエルフ国の女王だった。例年では旅の日程遅れる事もあり、少し早目に出発するのが普通だが、各王様達はある日までに到着し、首脳会議をすることを予め伝えており、全ての国の王達が早目に到着していたのだ。
今回の件では邪神など今まで居なかった話しで、【普通】なら誰も信じなかっただろう。
「しかし、信じぬ訳にはいかないでしょう?」
獣人族の王が目線をある方向へ向けた。そこには女神リューシンと女神セレスティーナが顕現していた。
『急な話しで信じられぬ事は仕方がない。しかし、邪神の話しは本当のことなのだ。我が不覚をとり、セレスティーナの妹も邪神に命を奪われた。決して許す事はできん!』
各国の巨大な円形のテーブルの上にはセレスティーナの記憶から神界での戦いが映し出されていた。
『これは私の記憶の映像です。邪神は私達女神を廃し、この世界を自分の欲望のままに破壊しようとしています。皆さんの力が必要なのです!』
ここ最近のボケキャラを一新し、真面目な慈愛の女神としてのセレスティーナがいた。
(失礼な!?)
「セレスティーナ様、リューシン様、我々エトワール王国は全ての力を結集し、邪神と戦う事を誓いますぞ!貴女様がくれた家族の絆のお礼をさせて頂きます!」
エトワール王国の国王と王妃が深くリューシンに頭を下げた。
「待て、エトワール国王よ!貴様、女神リューシン様に前にも会っておるのか?」
魔皇国の女王が問い詰めた。
「十年も前になる。我が息子の【判別の儀式】の時にリューシン様の世界に呼ばれ、リューシン様が封印されていることを知った」
エトワール国王の言葉に魔皇国の女王は憤怒する。
「貴様!女神リューシン様の一大事に黙っていたのか!恥を知れ!」
『待って欲しい。我が秘密にするようお願いしたのだ。勝利の女神が敗北したなど民に混乱が生じると思ったからだ。邪神も雲隠れして探す事も出来なかったからのぅ!全ては我の責任だ。すまぬ!』
女神リューシンが頭を下げた事により、逆に魔皇国の女王が慌てた。
「あ、頭を上げて下され!もう怒っておりませぬ!」
各国の王達も女神様から頭を下げられるとは思わず、何も言えずにいた。
『女神と言っても非があれば頭を下げます。それでは邪神の対策としての具体的説明に入りましょう』
セレスティーナがフォローを入れて、具体的対策に入った。
そして、各国首脳が邪神との戦いに向けて必死に考えている頃─
「旨いのじゃーーーーー!!!!!!」
「はいはーい!並んで並んでー!」
シオン達はいつものより早目に到着したことで暇を持て余し、何故か屋台を始めていた。
「このポップコーン?とは面白いのぅ!トウモロコシを熱すると爆発するから普通は危ないのでやらないのじゃが、こんな食べ方があったとは!?」
「シンプルな塩味も良いけど、甘い味付けも美味しいね!」
シオンはまた、この世界ではなかった食べ物を作り、公開したのだった。剣魔大会はお祭りでもあり、連日シオンの屋台は大盛況であった。
「カレンも食べてばっかりじゃなく手伝ってよ~」
「すまぬ。トウモロコシを炒めればいいのか?」
屋台を切り盛りするシオンを見て、頭を抱えるレインとレグルスだった。
「あのバカ、何をやってやがる?」
「シオンに聞いてくれ………」
アイツは剣魔大会に出場しに来た事の自覚あるのか?
屋台をみながら一同は疑問に思うのでした。
愚者の声
「剣魔大会はお祭りだーーー!!!」




