勝ち抜けたぜっ!(アイギスのおかげです)
アイギナのおかげで、シオン達は勝ち抜けをする事が出来ました。これで、高得点首は全員勝ち抜けする事になった。
「ねぇ?アイギナはいつも表に出て来れるの?」
「ああ、アイギスは優しいからな。月に1度、身体の所有権を譲ってくれるんだ。今回は自分より俺の方がシオンを守れると思って交代したんだぜ?」
シオンは拝む様にアイギナに頭を下げた。
「アイギスもアイギナも本当にありがとうね!これからは一緒に訓練したいなぁ~」
「もう良いって!それよりシオンも難儀だな。どうして5分しか戦えないんだ?」
「う~ん………ちょっと信じて貰えない事なんだけどね。邪神から呪いを受けてね。なかなか解除出来ないんだよ」
「クハッ!よりにもよって邪神かよ?今度、詳しく話せよな?」
「ええ、わかったよ。それよりアイギナの事をみんなに紹介していい?」
アイギナは少し考える素振りを見せて答えた。
「あんまり周りには知られたくないんだが………まぁ、シオンの友人連中なら良いぜ!」
短い時間ですっかり打ち解けたシオンとアイギナは一緒に山を降りて、最初のスタート地点に戻ってきたのだった。
「おっ!?シオンも勝ち抜けか?」
山の中腹にいたレグルスとスピカにばったりあった。レグルスはシオンの頭に血が付いているのを見て眉を潜めた。
「ヒール!」
レグルスはスキル【最強の楯】を保有している。並みの回復魔法より効果が高い。レグルスは一瞬でシオンの傷を癒した。
「ありがとう。レグルス」
「おまえも女の子なんだから、顔の怪我は気を付けろよな?」
シオンは何を思ったのか、悪寒が走りレグルスを小突いた。
ゴチンッ!
「あいたっ!シオン!怪我を治してやったのに!何しやがる!?」
「スピカ、どうしよう!レグルスがお兄様病に掛かってしまったわ!どうしたら治るのかしら?」
レグルスは怒ったようにシオンに言った。
「何だよ!お兄様病って!」
キュッピーーーン!!!!
「説明しよう!お兄様病とは、別名レイン病と言って、女の子に見境なく口説いてしまう恐ろしい病気よ!達の悪いのは無意識で口説いてしまう所ね!」
ビューーーーン!
シオンはドヤ顔で指を突きつけて、キメ顔であるが、別に全然決まっていないのである。流石のスピカも何かを言わないと思っても、とっさに何も言えなかった。
「クハッ!あはははははははは!!!!腹が痛てー!シオン、最高だぜっ!」
アイギナだけはツボにはまったのか、大笑いし出した。
「え~と、シオンのパートナーさん?」
「自己紹介がまだだったな。俺はアイギナって言うんだ。よろしくな!」
シオンが横からフォローした。
「実は─」
シオンの説明で、二人はアイギナをみて握手を求めた。
「このバカシオンを助けてくれてありがとうな。大変だったろう?こいつのお守りは?」
「シオンはいい子何ですか少しお馬鹿なので大変でしたでしょう?これからよろしくお願いしますね♪」
二人と握手をしてアイギナは鼻を掻きながら答えた。
「本当にシオンの友達も変わっているな?普通は気味悪がって去っていくもんだぜ?」
「アイギナとアイギスは別人だろう?それは個性だよ!」
またアイギナは笑った。
「最初にシオンに言われたのと同じ言葉だぜ?本当にお仲間だな?」
「なっ!?シオンと同じ………だと?」
「おい!何でショックを受けてんのよ!」
ポカポカとじゃれあうシオンとレグルスにスピカも口押させて笑っていた。
「………本当に変わった奴らだ」
『お姉様、良かったですね♪』
アイギスとアイギナは頭の中で会話が出来る。
姉を認めてくれたシオンに深い感謝をしながらアイギスは身体中から見守るのだった。
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シオン達はスタート地点に戻ると、カレン達が先に戻って来ていた。
「おお、遅かったのぅ?」
カレンとカウスが絨毯が引いてある上で座ってくつろいでいた。
「それで、どうじゃった?」
シオンはカレンに抱き付くと大変だったよ~と、説明した。
「それで、そちらは見ない顔じゃが?シオンのパートナーか?」
「あ、そうそう!面倒だから実は─」
かくかくしかじかって事なんだよ!
「ほうほう、かくかくしかじかであったか~面白いのぅ!?」
カレンはアイギナの格闘術に興味があったみたいだ。
「実は妾達は、簡単に勝ち抜けして不完全燃焼なのじゃ。欲求不満いうヤツなのじゃ!」
「ハレンチよーーーーー!!!!」
シオンのコークスクリューがカレンにヒット!
「ぐふっ!何をするのじゃ!シオン!」
「カレンがハレンチな事を言うからでしょう!欲求不満ならお兄様に何とかしてもらいなさい!」
ボッ!?
「シオンのアホがーーーー!!!!」
今度は逆にカレンがシオンを殴り返した。
「わわわわ!妾とレイン殿とはそんな………ボッ!」
カレンはそのまま真っ赤になってうずくまるのでした。
愚者の声
「最近の若いもんは!裏山けしからん!」




