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異世界転生戦記!少女は能力を封印されて、異世界で勝ち上がっていく(仮)  作者: naturalsoft
第3章:幼少期・剣魔大会編

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決着!

シャンテは円を描きながら走っていた。二週廻るとグランを中心に、二重の円が出来上がり更に風の刃にて、魔方陣を描いていたのだ!


「これはっ!?」


シャンテはニヤリッと笑うと詠唱に入った。


「古の契約に基づき、我が盟約に応えよ。目の前にいる強敵に打ち勝つ力を我に授けよ!」


危険を察知したグランが飛び出した!


「させん!」


ガギンッ!


目の前に現れた光の壁に阻まれ、進む事が出来ない!


「ちっ!防御結界の役目も果たすのか!?」


焦るグランに、シャンテの詠唱は完成した。


「我が身を依りしろに顕現せよ!上位精霊シルフィード!!!!」


ゴゴゴゴッ!!!!


シャンテの身体が淡く光り、光の翼が現れた!


「おおっ!まさかエルフ国に伝わる伝説の魔法を成功させるなんて!?」


バッチを破壊されて無効化された魔導師が感動して涙を流していた。


「その姿は………!?」


グランの呼び掛けに、シャンテは静かに答えた。


「この術は、精霊を自分の身に卸す技だ。武器にするのが【霊装】、そしてこの身に宿すのが【#纏い__まとい__#】という。私も纏いを成功させたのは、初めてだよ」


ビリビリと伝わる力は、解放したグラン以上にも見えた。グランは一息ついて、己の闘気を全開にした。


「ふぅ~、では準備が出来たというので仕掛けて良いかな?」


「ああ……死合うとしよう!」


グランは得意技の、炎と氷を双剣に宿らせ一気にシャンテへ仕掛けた。


シュンッ!?


キンッ!キンッ!

キンッ!キンッ!


先ほど以上のスピードで、常人では見えないほどの速さで斬り合い、ぶつかり合う度に衝撃波が響き合う!


「くっ!?これは危険ね!ぜバス、アルカナ!他の選手を会場の端に連れて行きなさい!勝負の邪魔にならないように、私達も結界を張って避難するわよ!」


「はいっ!」


レイラ達は二人の邪魔にならないように、会場の隅に移動し、結界を張った。


「まさか、ここまでやるなんてね。正直私達の圧勝だと思ったのだけれど………」


エルフの魔導師はうつむきながら答えた。


「確かにあなた方の力は常軌を逸しています。でもシャンテ姫様もエルフ国の英雄なのです!一対一なら負けません!」


聞き捨てならない単語が聞こえたような……?


「ねぇ?今、姫様と言ったかしら?」


???


「ええ、シャンテ様は紛れもなくエルフ国の第三皇女殿下でございます。まぁ、性格はアレですが………性格はアレでございますが………」


二回言った!?

ええ、大事なことなので二回言ったのね。


「でも、戦闘の天才ですわ!」


目の前で繰り広げられる戦いを見れば天才というのも頷ける。


「ふははは!楽しいな!グラン!やっぱり私の物になれ!」

「ああ、確かに楽しいな!だが!断る!」


お互いの力と技、そして己の全ての力をぶつけて戦い合った。しかし、楽しい時間は次第に終わる。


「はぁはぁ!そろそろ決着を着けるぞ!」

「ふふふっ!望む所だ!」


軽口を叩く二人だが、限界が近いのはお互いにわかっていた。


「シングルの試合を思い出すわね!」

「ああ!シングルではシャンテが初めて、まともに斬り合い出来た者だったからな!」


二人は軽く笑いながら、自身の持つ最強の技の構えを取った。


はぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!

うおぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおお!!!!!



二人の闘気が爆発的に弾けた!


「受けてみるがよい!私の昇華した技の威力を!秘奥義 《エアリアル・ドライヴ》!!!」


空気を振動させ、爆発を起こす!爆風と空気の圧力がグランに向かって襲いかかる!前回の技より威力が段違いであった!


「私の本気の技を受けてみよ!秘奥義 《氷神乱龍》弐の型 《氷龍王ニブルヘイム》!!!」


グランの放った技は、アルデバランを倒した秘奥義であった。すぐに現れた氷の龍は1つになり巨大な龍となってシャンテへ向かった!


ガガガガッ!!!!!


二人の技がぶつかり合い、シングルの試合の再現であった!


「ぐっぎぎぎっ!!!!!」

「はぁぁぁぁ!!!!!!」


拮抗したかと思われた二人の技だったが、次第にグランが押され始めた!


『よしっ!私の方が僅かに押している!最後の奥の手を出せば!?』


「はぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!スキル開放!風神の加護!」


風の魔法、スキルの効果を2倍にし消費魔力も半減する!そして、すでに使っている技が風属性なら一時的に効果を更に上げる事が出来るのだ。無論、魔力と体力も使うのだが………


力のバランスが崩れたと思った瞬間、グランも動いていた。


「今こそ魅せる時!もう1つの双剣から繰り出される技をみよ!最終奥義 《炎神真龍》!弐の型 《炎龍王バハムート》!!!!」


グランのもう1つの炎の剣から炎の龍が現れ、シャンテを襲った!


「っ!?」


シャンテの増幅した風の力は氷の龍を確かに押し返した。しかし、それを覆い尽くすかのように炎の龍が全てを飲み込み、シャンテへ向かった。


ドッガーーーーーーーーーーーーン!!!!!


大爆発を起こし、試合フィールドの全ての視界を奪うかのように煙が充満したのだった。


そして─


『視界が晴れて来ました!シャンテ選手は無事なのかーーーーー!!!!!?あれは!?』


司会のお姉さんが見たものは!?


シャンテをお姫様抱っこしているグランの姿だった。


『試合終了ーーーーーーーーーーー!!!!!アクエリアスチームの優勝でーーーーーす!!!!!」





愚者の声

「やっと終わった………」

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