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異世界転生戦記!少女は能力を封印されて、異世界で勝ち上がっていく(仮)  作者: naturalsoft
第3章:幼少期・剣魔大会編

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本当の決勝戦!!!

ギンッ!!!


「くっ!?」


はぁはぁ………グラン達は防戦一方で皆、小さな傷だらけだった。


「流石に、攻撃出来ないのは辛いな………」

「はぁはぁ!もう限界ですよ~」


アルカナは半泣き状態だ。


「アルカナ、もう少し頑張って!シオンの命が掛かっているの。お願い!」


レイラの言葉に我に返り、ヤル気を取り戻すアルカナに、セバスが弾かれて後退してきた。


ガギン!ざざざっ!


「ふぅ~、この歳には堪えますな」

「私より余裕ある方が何を言っているんですか!?」


セバスは口では辛いと言っていても、息も切らさず、怪我も負っていないのだ。相手の攻撃を完全に見切り、劣勢を見せているだけなのだ。


「………しかし、時間稼ぎもここまでか。観客が騒ぎ出している。真面目に戦って劣勢を装うのも限界だな」

「ではどう致しますかな?旦那様」


グラン達はすぐに言葉には出せなかった。


「シオンの命には変えられない。負けるしかあるまい………」

「しかし!それでシオンお嬢様が無事に帰ってくる保証はありませんよ!?」


「わかっている!」


そうなのだ。敵の要望通りに負けてもシオンが無事に戻ってくる保証が無いのだ。しかし断腸の思いでグランはシオンを取る事にしたのだった。


「後は上手く負けるだけだな………」


余り露骨に負けるのも、周りに勘ぐられるので、自然に負けなければならない。


そこに─


「父上殿ーーーーー!!!!!シオンは無事じゃーーーー!!!!!」


カリンの声がグランの耳に届いた。


「戻ったか!?」

「ああっ!シオン!」

「シオンお嬢様!」

「良かった………」


声の方を見て安堵するグラン達であった。


「お父さん!もう手を抜かなくても大丈夫です!全力でやって下さい!」


レインも大きく手を振りながら応援をした。


「レイン!良くやった!!!」


グランはエルフチームを見ると頭を下げた。


「今まで手を抜いてくれて感謝する。ここからは全力で相手をしよう!」


エルフチームのリーダー、シャンテは照れくさそうにグランに言った。


「なーに、これくらいは良いわよ。私も、神聖な剣魔大会を汚した奴らにムカついているからね!…………これで本気で殺れるわね!」


予め、相手チームに恥を忍んで娘が拐われ負けるよう脅されていることを打ち明けて、お願いしていたのだ。ある程度手を抜いて試合を長引かせる事を─


シャンテはシングルでもグランと互角に剣を交える事の出来た猛者だ。先ほどとは比べ物にならない闘気を出してきた。


「貴公らに敬意を払い、我らも本気で相手をしよう!」


「へぇ!まさか私と戦った時は手加減でもしてたのかしら?」


シャンテは、冗談半分でグランにいった。シャンテ自身も本気にしていない。あの時のグランは全力で自分を破ったと思っているのだから。


「レイラ、セバス、アルカナ!最後の勝負だ!そして、相手に敬意を払い封印を解除して全力でぶつかるぞ!」


「「「はいっ!!!」」」


グラン達の気合いに、まさか!?という想いがシャンテに芽生える。


『ま、まさか本当に手を抜いていたと言うの!?いえ、それでも私は負けない!』


「みんな!最大警戒!!!支援魔法全て掛けて!前衛は私と一緒に闘気を全開にしなさい!今すぐに!じゃないと、一瞬で負けるわよ!!!」


シャンテの野生の勘が危険信号を発したのだ。他のエルフ達もシャンテの必死の叫びに気合いを入れ直し、グラン達を待ち構えた!


「我ら、悠久の鎖から時放たれん!ブレイク・リリース《封印解放》!!!」



かつて、王国の公式戦で1度だけ見せた封印解放である。それが今回は4人全員の解放である。闘気の上限が跳ね上がり、圧倒的な圧力がシャンテを襲う。


「は、ははは!これほどまでとは!?しかも全員だと!?」


シャンテは恐ろしさより武者震いに震えた。全力でぶつかりたいと心から思ったのだ。


「怖じけ付くなよ!全力の全開でいくぞ!一泡見せてやれ!!!」


エルフチームは奮いたち、各自の最強技でグラン達に仕掛けた。


「我々がシャンテだけのワンマンチームだと思うなよ!喰らえ!上位魔法 《ウインドウ・カッター・百刃》!」


下級魔法であるウインドウカッターではあるが、その刃が10、20となればどうだろう?エルフの魔術師が編み出した魔法は、一つの詠唱で100個の風の刃を発生させたのだ。


「ここは私が…………」


全開を出したセバスは、大型のナイフを両手に構え、襲いくる100個の刃に対峙した。


「お嬢様の為に手を貸して頂き、ありがとうございました。私も本気を出して報いると致しましょう!絶技 《風神乱舞》!」


セバスが両手でナイフを振ると、そこから無数の刃が発生し、敵の風の刃を相殺していった。


「バカな!?この数を正確に打ち落としただと!!!」


驚き驚愕するエルフの魔術師にセバスは追撃を放つ!


「大技は次の二段構えにすると敗れた時に対処できますよ?秘技 《無音・突風!》」


セバスが技を放つと、魔術師も防御体制に入った。しかし、真下から無音で急激に強力な風が巻き起こり、魔術師を吹き飛ばした。


「がっ!!!」


地面に激しく叩き付けられエルフの魔術師は意識消失した。







愚者の声

「ここからが真の力が!?」

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