強すぎる!なんでー!?
『さぁ!もうすぐ始まります!注目の一戦!二冠達成のグラン選手が率いるアクエリアスチーム!残りのメンバーは初出場!なーーーんと!メイドと執事だーーーー!!!!』
ざわざわっ!
ざわざわっ!
『普段から側で仕える執事であれば、主人の意を汲んで動けると言うことでしょうか!?では、注目の試合…………始めーーーーーー!!!!』
初戦の相手は、エルフチームであった。
「支援魔法!ストロング!ディフェンス!」
「前衛!突撃だっ!グランを狙え!」
後衛の魔術師からデバフを受け、前衛の二人が飛び出してきた。
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおお!!!!」
エルフの戦士達は前衛にいたグラン目掛けて攻撃してきた。
「させません!」
「御主人様の手を煩わせる訳には参りません!」
グランの後ろにいたアルカナとセバスが飛び出した!急にグランの後ろから飛び出した二人に、エルフの戦士は虚を付かれて反応がおくれた。
「なっ!?」
「はやっ!」
セバスは両手に大振りのナイフを持っており、1人目のエルフの戦士のバッチを斬りさいた。
そして、アルカナは身の丈以上にあるバスターソードを軽々と振り回し、2人目のエルフの戦士にぶちかまし!
ドッコーーーーーン!!!!
吹き飛んだエルフの戦士は、誰の目から見ても戦闘不能だった。
「ば、バカな!?」
後衛の魔術師と僧侶が唖然としていた。一瞬で攻撃の要が殺られたからだ(死んでないよ)
しかも、前衛をヤったのはグランではない。初出場で情報のないメイドと執事という、訳のわからない者達にやられたのだ。驚かない訳がない。
「アルカナ、終わらせなさい!」
「はいっ!」
執事長の言葉に、アルカナは超重量のバスターソードを持っているとは思えないスピードで相手に突撃し、即座に戦闘不能へ追い込んだ。
『し、試合終了ーーーーーーーーーー!!!!なーーーんと言う事でしょうか!?メインアタッカーのグラン選手が出ることなく、決着が付いてしました!アクエリアス家の執事とメイドは強かったーーーーー!!!!』
ワァーーーーーー!!!!
ワァーーーーーー!!!!
「ねぇ?アルカナって強い?」
シオンはギギギギッと首を横にして尋ねた。
「…………これは予想外じゃ」
「………強いな。俺達より」
「本当にアクエリアス家ってどうなっているの?」
「あの執事に勝てる気がしないのだが………?」
シオン達は、身近にいた人物が自分達より強い事に驚きを隠せなかった。
「私、アルカナには親切にしようと思う!」
「いや、みんなに親切にしようぜ?」
怒らせると怖そうなので、後で媚びを売っておこうと誓うシオンだった。
「ふぃ~!緊張しました~」
先ほどとは違い、アルカナは気の抜けた声で壁に寄りかかり地面にへたり込んだ。
「訓練と実戦は違うからな。こればかりは数をこなして慣れるしかないさ」
「余り無理しちゃダメよ?フォローはするけど油断すると大怪我をするからね?」
「はい!気をつけます!」
アルカナは元気に返事を返した。
「シオン達はどう見てるかな?アルカナ、シオンが妙に優しくしてきたら注意だぞ?何か企んでいるだろうからな?」
「そうねー♪アルカナが強かったから怒らせないように媚びを売ってくるかもね?」
シオンはまったく信用されていない………と、いうより思考を読まれていたのでした。
「あはははっ…………あり得ますね!」
アルカナは心当たりがあり、苦笑いしか出来なかった。
「なぁ?アクエリアス家ではどんな訓練をしているんだ?」
ガイ・キャンサーが何気に尋ねた。
「んー?普通だよ?組み手をしたり魔力の訓練をしたり………ね?」
ふーん?と、ガイは頷いた。
「なんじゃ?興味があるのかえぃ?」
カレンが興味を示し、ガイがああと答えた。
「僕も興味がありますね!」
アルデバランも言ってきたのでカレンが手を出すように二人に言った。
「ちょっとカレン!余りそれは外部にはやらないって言われたでしょう!?」
「大丈夫なのじゃ!この二人は信用できるのじゃよ!」
そういってカレンは術を施したのだった。
「そういえば、グラン達って封印中だった………」
やべっ!?




