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異世界転生戦記!少女は能力を封印されて、異世界で勝ち上がっていく(仮)  作者: naturalsoft
第3章:幼少期・剣魔大会編

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悔いのない戦い!

「はぁー!はぁー!」


息切れを起こし、深く息を吐くアルデバランに対し、グランも息を切らせてはいたが呼吸はそんなに乱れていなかった。それはグランにまだ余裕がある事を示していた。


「はぁはぁ……流石ですね。地力ではまだまだ敵わないようです」

「しかし、諦めた顔ではなさそうだな?どうする?」


ギッン!!!


ザザザッ!


二人の距離が開いた。そしてアルデバランは乱れる息を整えながら剣を構えた。


「そろそろ決着を着けましょう!このままでは体力的に僕の敗けのようですからね!」


アルデバランの闘気を増大させた!


「はぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!」


静かに目を閉じて、内に秘めた力を解放していく。


「これは!?………俺も本気でいかないと死ぬかもな!」


グランもアルデバランの決意を汲み取り、同じく気合いを入れて闘気を上げていく。


ゴゴゴッ!?


二人の闘気に大地が震え、小石が重力に逆らい浮いていく。


「………スキル解放!《闘牛の加護》!!!」


アルデバランの上半身の筋肉が盛り上がり、約2倍の大きさまで膨張した。


!?


「驚いていますか?我がタウラス家の担う、猛牛の加護の上位互換のスキル!身体の負担が大きい為に、本当の最後まで使うのが躊躇われる代償に、最強の力をくれるのです!」


ゆっくりと剣を前に出し、チャージアタックの構えを取る。グランも無言で静かに剣を構えた。


「勝っても負けても、貴方と戦えて良かった。自分の全力を受けてみて下さい!」

「こい!アルデバラン!俺も全力で答えよう!」



「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおお!!!!!!」」



二人の咆哮が響き渡り─


「これが僕の最強技!秘奥技 《グランド・クラッシャー》!!!!」


蹴った大地が陥没するほどの脚力で、一足でグランに迫る。その突進は音速のように速く、パワーもあった。


「俺に負けられない想いがあるんだ!秘奥技 《氷神乱龍》!!!


シングルの決勝戦で出した7体の氷の龍が正面からアルデバランを襲う!


アルデバランの突進は1つ1つ、氷の龍を砕きグランへと迫る!?


「はぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!!」

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉおおおお!!!!!」



両者の力は拮抗し気力と体力、そして想いの強さの勝負となった。


『この人に勝ちたい!10年前に剣魔大会で優勝したグランさんをみて憧れて、ここまで来た。正直、ここまでこれると思っていなかったけれど、ここまで来たんだーーーーー!!!!!』


ジリジリとグランに迫るアルデバランの気迫は尋常ではなかった。対するグランも、アルデバランの気迫と想いに応えるため、全力で向かっていった。


『本当に強くなったな。アルデバラン!若き力が育って嬉しいぞ!お前の想いに今こそ応えよう!』


グランの闘気が一段階上がった。


「アルデバラン!勝てよ!」


選手の通路口からガイ・キャンサーが二人の戦いを拳を握り締めながら見ていた。


「アルデバラーーーーン!!!!勝てーーーーー!!!!!!!」


「僕は勝ちます!!!!!!!」


さらに、力を入れて突進しようとするアルデバランに、グランの次の手が動いた。


「氷神乱龍!弐の型 《氷龍王ニブルヘイム》!!!」


複数の氷の龍が1つに合体していき、より大きな氷龍となってアルデバランを襲う!


バッリーーーーーン!!!!!



「ぐがあああああぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!!!」


巨大化した氷龍はアルデバランの闘気のバリアを噛み砕き、アルデバランを襲った!


ドッーーーーーーーーン!!!!!


アルデバランは反対側の結界にぶつかり、大きな爆発を起こした。


「はぁはぁ………」


流石のグランも片膝を付いて大きく息を切らせていた。少しして土煙が収まっていくと、地面に倒れているアルデバランが見えた。


アルデバランのパートナーはグランにクリスタルを投げて、グランはバッチを斬った!


『試合終了ーーーーーーーーーーーー!!!!!!!勝者、アクエリアスペアだーーーーーーー!!!!!!!』


ワァーーーーーーーー!!!!!!!

ワァーーーーーーーー!!!!!!!


『デュオ戦ではありましたが、シングルの様に一対一での戦いとなりました!しかし、これ程までに白熱した決勝戦は近年ありませんでした!グラン選手は相手と同じく片腕で戦い、最後は最強の技での撃ち合い!これが興奮せずにいられません!素晴らしい決勝戦でした!!!!!!!』



司会のおねーさんの言うとおり、最高の試合だったとシオン達も惜しみない拍手を送るのでした。







愚者の声

「やっと書きたいものが書けました。」


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