表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生戦記!少女は能力を封印されて、異世界で勝ち上がっていく(仮)  作者: naturalsoft
第3章:幼少期・剣魔大会編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

42/101

どちらも勝利者!

しばらく様子をうかがいながら、斬り結んでいると、後ろから魔法が飛んできた!


「ちっ!?」


アルデバランを狙った炎を後ろに飛んで避ける。そこにガイが突きの態勢で狙う!


「逃さない!秘技《赤突》!!!」


ガイの刀剣が赤く染まり、アルデバランに襲い掛かった。アルデバランは着地の瞬間を狙われ回避が出来ない!ガイの赤突せきとつは、相手が喰らうと、出血が止まらなくなる状態異常を起こす。ヒールでは傷口が阻害され回復しないのだ。故に、傷口の場所によってはかなり危険な技といえる。


「ぐっ!」


アルデバランはまた上体を反らして、腕に赤突を受けた。ガイの剣はレイピアの様に細いため、腕を貫通したのだった。


「………勝負ありだ!俺の赤突の効果を知っているな?敗けを認めろ!命に関わるぞ!」


ガイは純粋に心配して忠告をしたが─


「まだ終わっていない!!!」


アルデバランの気合いはガイを驚かせた。そして腕の剣を抜こうとしたが………抜けない!?

アルデバランが筋肉に力を入れて、抜けなくしたのだ。無論、激痛が走り気合いで耐えているのだが!?


「バカな!?」


アルデバランの意外な行動に、ガイは硬直してしまった。それが致命的な隙となる!


「武技《一閃》!!!!」


片腕で剣を真横に薙ぎる。攻撃はガイの鎧の銅にまともに決まり、物理攻撃を緩和させる効果があっても、防ぎ切れず鎧を破壊し身体に剣の刃が食い込む!


「があぁぁぁぁあああああああ!!!!」


ガイは剣から手を放し、その場で膝を付く。アルデバランはトドメを刺そうと剣を振り上げるが、ガイのパートナーが魔法を放ちアルデバランを弾き飛ばした。


ここで両者とも距離が出来たため、お互いのパートナーがヒールを掛けて傷を回復させる。アルデバランは、片手をぶら下げたまま、すぐにガイに立ち向かい攻撃を加える!ガイは傷が深く立ち上がれない!?



「決める!武技ソードチャージアタック!!!」


片手ではあるが、突進のスピードの乗ったアルデバランのダッシュアタックがガイに当たる瞬間、ガイのパートナーが防御結界を張り防ぐ!


「まだだ!貫けーーーーーーー!!!」


アルデバランの気合いの一撃に、防御結界は砕けちりガイのパートナーは吹き飛ばされ、気を失った。


「はぁはぁ!今度こそトドメを!」


ダッシュアタックのため、ガイを素通りしてしまったために、弧を描き戻ってくるアルデバランに、ガイは片膝を付きながら迫るアルデバランを見据える。


「がはっ……はぁはぁ、これは対グラン戦に取って置きたかったんだがな……」


スーッと腕を伸ばし、手をピストルの形にしてアルデバランを狙う。


『何をする気だ?剣も離れた場所にある。魔法を使っても自分のチャージアタックなら弾き飛ばせる!』


アルデバランのチャージアタックは、空気の層を作り、多少の魔法なら弾き飛ばせるのだ。

このまま突っ込むアルデバランにガイの技が炸裂する!


「決めるぞ!ガーーーーイ!!!!!」

「舐めるなよ!?アルデバラン!!!!!」


必殺バーニング・アタック!!!」

秘奥技レッドテイル・ニードル!!!」



剣を使わないガイの指先から、赤い閃光が迸る!アルデバランの空気の壁を突き破り、アルデバランの身体を貫いた!闘気を指先から針として放つ近距離技で、毒、麻痺、出血の3つの状態異常を引き起こすガイ・キャンサーの奥の手であった。


「がっはっ!?」


アルデバランは倒れそうになるが、勢いのままガイに突進し、ガイを鎧ごと弾き飛ばした。


ドッン!ドンドン!


バウンドしながら吹き飛んだガイは完全に沈黙し、アルデバランもそのまま倒れた。



そして─



『試合終了ーーーーーーーーーーーー!!!!!アルデバラン選手のパートナーのみ立っているため、アルデバランペアの勝利でーーーーーーー!!!!!』


そう、これはペア戦のためガイとアルデバランが引き分けでもパートナーが残っていれば勝ちなのだ。ガイのパートナーはガイを守る為に、先に倒れてしまっていた。故に最後まで残っていたアルデバランの勝利となったのだ。


最後まで勝ちを譲らなかった両者に惜しみない拍手と歓声が、いつまでも鳴り響いていたのだった。







愚者の声

「バトルばかりでネタが尽きました…………誰かネタ頂戴!」

щ(゜▽゜щ)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ