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異世界転生戦記!少女は能力を封印されて、異世界で勝ち上がっていく(仮)  作者: naturalsoft
第3章:幼少期・剣魔大会編

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またしても………

「アルデバランさん、危なかったね!」

「ああ、向こうがアルデバランの戦い方を知らなかったのが幸いしたな」

「ふむ、妾の見立てではあの者は亜人連合では最強の部類に入るじゃろうな!」


毎度の事ながら子供達が、只今の試合の議論を行っていた。


「カレンちゃんの言う通りだよ。確認して見ると、バーミア選手は亜人連合では一桁台ファーストナンバーズで第1位の戦士だったよ」


お兄様が何処からか調べてきた資料を片手に言った。


「ええっ!本当なの?お兄様!」

「マジかよ!他国の第1位に勝ったの!?」


シオンとレグルスは驚き、声を上げた。


「うむ、あのバーミアという武人のスキルは面白いのぅ!神獣化とは………2つのスキルの融合から出来たものじゃな!?いや、先祖返りとでも言うのかのぅ?」


「凄かったですよね。あのまま雷の遠距離攻撃で来られたらヤバかったですね」

「うむ、しかし獣人特有の問題で、強力なイカズチを操れると言っても魔力を使う。バーミアの欠点は魔力総量が少なく連発、もしくは多用出来なかったのじゃろうな。しかし、神獣化した事により従来の獣化と比べて攻撃力や防御力、スピードが桁違いじゃった。敗れたとはいえ、天晴れな試合じゃったよ!」


おお、勝利の脳筋女神様がべた褒めだよ!?


「でも、次はないよね?アルデバランさんの突進攻撃がバレてしまっているのだから……」

「それはアルデバランさんが強くなるしかないね!」

「あっ!そろそろ、お父さんの出番だよ!」


ようやく両親の出番になり、シオン達は会場のフィールドに視線を移すのだった。



『剣魔大会デュオ戦も白熱してきましたーーーー!!!!1回戦はエトワール王国が大金星で亜人連合国の一桁台ファーストナンバーズを撃退する逆転勝利を魅せて、会場を沸かせてくれました。そして、次は試合はシングル優勝者、グラン・アクエリアスとその妻、レイラ・アクエリアスのペアだーーーーーーー!!!!』


ワァーーーーーーーー!!!!

ワァーーーーーーーー!!!!



『過去にデュオで優勝経験もあるアクエリアスペアに対するは、トネリコ国からエルフのフィーリア選手とシルクロード選手のペアです!こちらは弓矢と魔法の名手で前回準優勝もした優勝候補だーーーー!!!!これは、アクエリアスペアも危ういか!?』


「グラン殿の戦い、見せてもらった。確かに強い!しかし遠距離攻撃が得意な我々とは相性が悪かったな!」

「前大会準優勝者か、相手に取って不足なし!全力で御相手しよう!」


『さぁ!選手達のやる気も十分だ!では、試合開始ーーーーーー!!!!』


エルフのペアが、まず動いた。


「風よ!その暴風により我等を守る楯とかせ。秘奥技 《テンペスト・ウォール》!!!」


グランとエルフ達の間に、竜巻の壁が出来た。


ビューーーー!!!!


「凄い風だが………これでは向こうも攻撃が出来ないのでは?」


少し暴風を観察しながら、魔法を放つ!


「水よ!わが前の敵を洗い流せ!《アクア・ストリーム》!!!」


グランの両腕から物凄い水圧の水がジェット噴射され、暴風にぶつかった!


しかし、ジェット噴射の高圧の水は暴風に阻まれ、辺りを水浸しにするだけだった。


「なんという風だ!この水圧の水を弾くとは!!」


その時、暴風の向こう側から光る物体が飛んできた。グランは直感的にそれを叩き落とした。


バキッ!


「うおっ!?」


剣で叩き落としたのは弓矢であった。


「流石はシングル優勝者だな!あれを防ぐとは!だが、どんどんいくぞ!」


次々に暴風を乗り越えて、光の矢が飛んでくる。いや、明らかに暴風の壁を越えてから速度が上がっている!?


「ぐっ!これはまさか!?」


グランもそれに気付き、暴風でほとんど見えない相手を睨んだ!


「ようやく気付いたようだな?私の秘技 《テンペスト・ウォール》の恐ろしさを!」


レイラも気付きグランに叫ぶ!


「あなた!気を付けて!あれはただの防御魔法ではないわ!向こうからの攻撃を追い風の様に増幅するのよ!そしてこちらの攻撃は防ぐ、二重の攻防を兼ねているわ!」


「ああ!俺も今、気付いた!」


エルフのフィーリアは勝ち誇ったように笑った。


「あははは!どうかしら?そちらの攻撃は届かず、一方的に攻撃される気分は?遊びながら倒して上げるわ♪」


しかし、その笑いにレイラがブチッと切れたのでした。

(ガクブル)


「神聖な戦いを遊び半分で、いたぶる貴女の性格は好きにれないわ!余りおいたが過ぎるとどうなるか…………思い知らせて上げるわ!」


突如、レイラの魔力が上がり、不敵に笑いながらフィーリアを見据えるのでした。








愚者の声

「お母様を怒らすなんてバカな子………」

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