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異世界転生戦記!少女は能力を封印されて、異世界で勝ち上がっていく(仮)  作者: naturalsoft
第2章:幼少期・公式戦編

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兄妹対決!

シオンのいたAブロックは、シオンを場外に落とした女の子が圧倒的な強さで他の子供達を蹂躙していった。誰が見てもレベルが違っていた。シオンがやろうとしていた様に、千切っては投げ、千切っては投げと全ての参加者を場外へと投げ呼ばした。


ちなみに残り5人までになったら終了であったのだが………


そして、別のブロックでは─


「武技!《双刃迅雷》!!!」


レグルスの放った斬激が地面を伝いスピカへと襲い掛かる!


「こんなもの!」


スピカは飛んで避けるが、それがレグルスの狙いだった。空中にいるスピカに再度、追撃を放つ!


「空中では避けられないだろう!武技《空刃斬》!」


剣術スキルではオーソドックスな剣激の刃がスピカを襲う!?


「甘い!ファイヤーボール!」


手を突き出し魔法を放つ!ボンッと音を立てて相殺した。


「お兄様と違い、下級ではありますが魔法を使える事を忘れないで下さい!」


レグルスは内心で舌を打った。スピカがアクエリアス家に来て修行していたときは、肉弾戦とスキルでの組手しかしていなかったからだ。


「魔法は王城で訓練していたのか………」

「そうですわ。手の内を全て明かす訳にはいきませんので」


そしてスピカはまた魔法を放つ態勢に入った。


「下級魔法でも私の最強の剣のスキルを使えばこういう事も出来るのよ!」


スピカの固有スキル【最強の剣】は攻撃系の武技、魔法の効果を10倍にする。しかし、無条件で10倍になる訳ではなく、効果を出そうとすればその分、身体に負荷が掛かるのだ。


スピカはファイヤーボールを10個作り出した。そして─


「お兄様、受けて見て下さいな!秘技《火炎遊戯》!!!」


1メートルほどの火の玉が、レグルスに向かって飛んでいく!


「ちっ!こんなもの!」


素早さの高いレグルスは襲い掛かる火の玉を次々に避けていく!そして、スピカに近付こうと駆け出した!


「うおぉぉぉぉぉぉぉぉおおお!!!!!」


手に短い双剣を握りしめ、スピカへと全力で近付く!


「うふふ!させませんわ!」


避けた火の玉は曲線を描き再度レグルスへと向かっていく。


「私が学んだのは放ったら終わりのファイヤーボールを自在に操る事よ!アクエリアス夫人レイラ様から学んだ魔法の秘技!そう簡単には防げないわ!」


次々に終わりなく襲ってくる火の玉に、レグルスはなかなか近付けない。近づいでもまた避けて離れてしまうのだ。


「このままじゃ、ジリ貧だ。勝負を掛ける!」


レグルスは両手に持った双剣を十字にクロスして構えた。


「まさか、脳筋のスピカが魔法で勝負してくるとは思わなかった!だが、俺もまだ手の内を見せていない!」


レグルスも【最強の楯】というスキルがあるのだ。


「レジスト………効果10倍!」


火属性の耐性を上げて、全力で一直線でスピカの元へ駆け抜ける!スピカも魔法を使っているとはいえ、剣を手放している訳ではない。剣を杖代わりに握っている。


火の玉を幾つか喰らいながらもスピカに届く所まで追い詰める!


「ハァハァ!接近戦になればこちらのもんだ!」


ガッキーーン!


お互いの木刀が打ち合った瞬間に折れた。先ほどまで何度も打ち合っていたのと、助走を付けていたことで威力がましたのだ。


しかし、レグルスにはもう1つの剣があった。双剣の1つが折れただけで、もう片方は健在である。


「喰らえーーーーーーー!!!!!」


レグルスの木刀がスピカを捉えた瞬間!スピカはファイヤーボールを目の前で爆発させた。

自爆技である。


二人とも爆発の中心にいたため両方とも反対側へと吹き飛んだ!


ずざざざざっーーーー!!!!!


石畳にバウンドしながら滑るように弾かれ、倒れた。


バッリーーーーン!?


レグルス、スピカのブレスレットが壊れた。


「………まさか、優勝の大本命のスピカ王女様が敗退で……す?」


司会のお姉さんが、言葉を失っていた。この兄妹のバトルはまさにランキング公式戦大会、いや国同士の戦う剣魔大会レベルのバトルだったからだ。会場にいる全ての者が息を飲み、一瞬足りとも逃さないよう見守っていた。


最初はスピカの相手が誰だか分からなかったが、途中で廃嫡されたレグルス元王子だと分かると、大きな歓声が沸いた!


ワァー!

ワァー!


「レグルス王子って戦闘スキルが無くて養子に出されたんだよな?」

「マジで!?戦闘スキルがないだって!?嘘だろう!?」

「あの闘いでか!?」

「他の子供達とはレベルが違うぞ!?」


「「「【スピカ王女の兄、レグルス元王子もすげぇーーーー!!!!!」」」



こうしてレグルスの目的は達成されたのである。しかし、気を失ったレグルスがそれを知るのは少し先であった。そして兄、レグルスの評価を上げようとしたスピカの想いは叶ったのでした。










愚者の声

「次回はシオンの兄レインの話になります!」


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