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SF  作者: 真夜
2/14

車重が重いのでダイエットさせたいんですが...

水素エンジンがレースで使われるようになったのには

軽量化などもあるが、本当は違うだろう

それは、水素エンジンは炎上しないからだ。

ガソリンエンジンはガソリンに摩擦や静電気が生じ爆発、もしくは炎上するこれによって、レースでリタイアした車は沢山ある。

日常生活でもこの症状が出ることがある一般道で衝突してガソリンをぶちまけてそこに摩擦が生じて爆発こんなニュースを見たことがある。

いや、見たのだった...


「どうぞー」


「ありがとね。お姉ちゃん」


妹?を渋々部屋に入れる

部屋に入れるまで20分以上の格闘があった。

親がいないので。叔母に妹はいるのかと連絡を取って

親戚に居たと言うことで部屋に入れたが...怖いよね...なんか


「えーと、名前はなんだったけ?」


「黒神葵だよ」

自分の産まれた2ヵ月後に産まれたってだけで自分が姉になるのかと思ったが本題に入ろう


「どうして葵は自分の家に?」


「あれ、お姉ちゃん何言ってんの。今日1日一緒にいたんじゃん。

私、Aグループのメカニックだよ。それで実家からは通えないからここに居候しようと」


「あれ、そうなの?ごめんあの時はもう驚いてて周りが見えてなかったよ。ってええ、イヤイヤ居候って...まぁ、叔母が泊めさせろって言いそうだからなー」

仕方なく諦める


「ありがとね!その代わり家事はするからさ!そうや学校の企画ってさ!楽しそうじゃない?」


「うん!楽しいとは思うけど現実味がねー」


「まぁ、スープラってチョイスがいいよね!昔はGTスポーツで活躍してたモンスターマシーンだよ」


確かにねーと返答をする


「けど、葵が来てくれてよかったよ。一人暮らしって結構暇だからさ」


「お姉ちゃんが望むならずっと住んであげるよ!そーやーシャワー浴びたいんだけどーどこかな」

あー確かに、最近は春だけど暑いから寝る前には入っておきたいのは分かる

場所を案内してあげる


「お姉ちゃんも一緒に入る?」


「いや、入んないよ」

葵は、えーって顔で浴室に入っていった

な、なんだんだろうか


こんな事をしていたら時刻は23時になっていた

「ごめんねー急だったから布団が1セットしかないから、自分は椅子で寝とくね」


「いやいや、お姉ちゃんも一緒に入れば、いいじゃん」

うーん、椅子で寝れる気しないけど、葵と寝たら寝たで多分寝れないよね。

まぁ、明日には布団もう1セット買おうと心に決め

隣に入れてもらう。


「明日には、布団買って帰るね」


「いいよーお姉ちゃんと葵寝たいし」


「い、いや、私が多分寝れないし」

こ、このはなんだろうか親近感がありすぎじゃあ...

葵とダイレクトで密着してるような気がする...

同性恋愛とかそんな事は興味ないけど...うーむなんだかな...


そんなことを考えてたら時計の時刻は1時を過ぎていた

その後、ようやく寝ることが出来た


夢の世界...皆は入っているだろうか

夢は静かに自分の理想や思いを形にしてくれる。

夢の中で英雄に成りたければ成れる。

しかし、夢は儚いもの

朝起きて顔を洗う間にはほぼ忘れている

そんな物...

だけど、自分は...明晰夢と言うのだっけ

夢を自分の形に書き換えたり、夢の中で活動することができる

そんな夢に入ることができる...

しかし、自分の明晰夢は変わっている...もしかしたら...明晰夢ではないのかもしれない...、自分の夢は小学生活の夢しかない。それがリアル日にちと繋がっていてそこで暮らす夢を見る。


レース会場が騒がしい

そう、しかしこれは車の排気音がうるさいとかではなく

人の声が、感情を吐露した声がうるさい。

何を見て感動しているのだろうか...

夢の中で登場するものは自分の見たものか思い描いたもの。

どうせ、自分が感動した車とかが置いてあるのだろう

騒いでいる場所をみる。

そこに置いてあった車は蒼く輝く...知らない車だった...

明晰夢は自分の思い描いたものを形にする...なのになんで...

やはり、これは...明晰夢ではないのかな?よく分からない


「おはよう、お姉ちゃん」

朝だ、起きると豪華な朝ごはんを葵が準備してくれていた

プロ並みなんじゃないだろうかと思える朝ごはんだった


「葵、ご飯すごい美味しいよ」


「へへ、お姉ちゃんの口にあってよかったよ」


そんな、朝の楽しい時間を過ごして登校する。


朝の空は蒼かった...


―――学校のチャイムが鳴る―――

「それでは今日から車の実習に入る。この科にいるドライバーは一応それなりに中学時代に功績を残したドライバー。メカニックも中学時代にそれになりに功績を残したメカニックだ。

そして、今日は車をレストア、改造しながらグループメンバーと交流して仲を深めてくれ、レースでは協力することが重要だからだ」


各自、自分のグループのガレージにいく。


「この、スープラのドライバーを担当させて頂きます蒼井真夜と申しますよろしくです」

まずは自己紹介


「黒神葵です。よろしく」


「織田美希だよ!よろしくね」

織田美希と名乗った子は青髪のボーイッシュでとても元気の良さそうな子だった


「佐々木健です。よろしくね」

佐々木健と名乗った女の子は紫髪の姫カットでとても清楚感溢れる人だった。なんか見たことあるなー可愛いから女優さんとかで見たのだろうか...


...あれ、なんか佐々木健の後ろに何かいるような


「...です」


「ん?」

佐々木健の後ろから声がする

よく見るとそこには黒髪ロングの背の小さい...中学生?が居た


「あの...芳村朋です...よろしく...」

芳村朋と名乗った子黒髪ロングで中学生...嫌小学生と言われても納得できる見た目の子だった


...謎の違和感がある。

このピットにいるメンバーは私含めて5人...

SFは6人体制で行われる

つまり何が言いたいかと言うと...


「あれ、メンバー1人足りなくない?」


「いるよ...」


スープラの車内から声がする

え?っと思い車内を除くとそこにはピンク髪でくせ毛の強いロング髪の子が車内で寝そべっていた。


「岩森加奈江でーすよろしく」


「い、いや声が寝てるんですけど」

と、意味のわからん事を言うしかないぐらいに寝ている。

髪の毛も声も全てが眠そうな子が岩森加奈江だ

シャキッとすればかなり可愛いだろう見た目だし。

む、胸ですかね

うーん...でかいね...と言うしかない


ふむ、グループメンバーの特徴をまとめよう

普通、よくわからん、元気っ子、お嬢さま、根暗、やる気なし?

何この異色なグループ十人十色ってこう言うことかな。

取り敢えず、この6人でスープラを改造するんだ...

初陣まで残り17日...何が出来るのだろうか、課題点は沢山あるそれを効率よく解消していくしかない。


問題はたくさんある...

まずは...スープラの嫌、スポーツカーに乗っている者なら誰もが悩むことになる。それは車重軽量化だろう...


「どんな感じかな?」

織田がそう聞いてくる。

その間、岩森は寝ていて、芳村はオドオドしていた。

本当ブレないなと思いつつ感想を言う


「うーん...ちょっと動きが重いかな...」


このスープラは280馬力と言うスペックで外装はノーマル

スープラは280馬力という最強な馬力を所有しているが...それ故に車重は約1.5tもある。

車重が重いとコーナリングや加速等がもたついてしまう。

どうすれば...軽量化できるのか...答えは分かっているはず...

車のボンネットやトランク等はアルミや鉄で出来ている。

それをカーボンやFRPと言った樹脂の物に変える

カーボンとは炭素繊維で強度はもちろん、軽量化に大きく貢献してくれる。重さは一般的な金属の半分ぐらい

それをドアやリアゲートなどに付けていくと合計で100~150kgは軽量化できるだろう。


更に車の軽量化がしたいなら...エキマニとかをステンレス製の物に変えたりとか...ネットで見たがボルトをチタンにしたりとかもあるらしいが...今はお金が無いので確実に結果のでる

パーツのカーボン化だろう、それでもお金というリアルな壁に押しつぶされる。

カーボンと言うのは高価なもので車のボンネットをカーボンにするだけで安くて7万円究極を行くと40万円とか行くものもある。

外装だけでも出来るところをカーボンにすると安く見積もっても

50万円とか...それぐらいになるのかな?

先生にカーボンにしたいので50万下さいって言って通るか?

嫌、絶対無理...どうする、どうする


「と言うことで作戦会議したいと思います」


「ごめん...なんで?」


全員からそう言われた気がする...

あ、1人で全部考えてたのか...脳内会議怖いわ...


「んで、なんで来てんの?」

自宅に到着する、自分の後ろに3人を連れて我が家に到着する


「いやー言い出しぺの家でやるって言うのが基本でしょう」

そんなものなのかなーと思いながら家に入れる


「おお、ここが黒神姉妹の家か」

美希がそう言った

いや、姉妹じゃないがな...まぁいいか


「んで、なんで岩森と芳村は来てないんだっけ?」


「あー芳村は家の事情で岩森は眠いから家で寝るらしいよ」


「な、なるほど...フリーだな」


「まぁ、2人とも可愛いから許す」

葵が言う...そ、それで済んだなら可愛い最強の地位だぞ...

間違って無いような気もしないけど


「それで、早速本題なんだけども」

ここで余談ばかりしてても限りがないので現段階の課題点を言う


「やっぱり...外装がノーマルこれはサーキットで走るのには適してないと思うんだよ」

そう、スポーツカーはノーマルでもある程度の空力性能や流線型になっている...しかし、速さを求めるとどうしても不足している

ましては、スープラは今から40年ぐらい昔の車...

どうしても、今のスポーツカーに空力などで劣ってしまう

しかし、今の技術で空力や軽量化を強化したら...とんでもないバケモンになると思うのだけど

さっきも言ったようにお金が無い...

車のバンパーとかサイドスカートとかをエアロと言うのだけど

エアロ全替えとカーボン化なんて高いところに頼んだら100万円でも足りないぐらいの額が請求される...そんなお金はないしなーと悩んでいると


「それなら、私の親の会社でやればいいと思うんですけど」

佐々木が言った...

私の会社...佐々木...佐々木ねー

ん?そう言えばよく車の記事とかで見た気がする

GTスポーツなどでも使われてるエアロ会社の社長の名前で...

嫌、それよりもっと身近に見た気が...


「えーと私の親の会社って言うと...企業名とかは?」


「FALCO+sですよ」

やはり、そうだった...FALCO+s

ココ最近、コンバートカーのヒットにより大人気エアロメーカーになった所だ。

独特なドライカーボン製法carbon+を採用して従来のカーボン+αの軽量化を実現出来るらしい。

なんで、こんなに知ってるかって...さ、さぁね


「けど、FALCO+sって超高級エアロだよね...流石にそんなのは買えないよ...」

carbon+はとても優秀だ...それが凄いから今のFALCO+sは商売繁盛しているのだろう...しかし前に見た雑誌のGT86のエアロキットあれ...160万円ぐらいしたよな...

それをスープラの場合はフルオーダーで作ることになる...

その場合200万円それぐらいになるのではないのだろうか


「確かに私の親の会社のcarbon+で作ったフルオーダーエアロは安く行って200万円それぐらいになってしまう。

けど、スポンサーでエアロを譲るってことなら良いんじゃないかなってね?

この企画、ガソリン車で水素自動車を倒すのは無謀的けどもし倒すことが出来たら...私の親の会社のエアロが凄いってことにもなるし」


「けど...親に通るのかな...その話」


「大丈夫!交渉してみるわ。だってこのスープラのドライバーは蒼井真夜ちゃんでしょ。通ると思うわ」

やっぱり覚えていたのか...そう思いながらもこれが成功したらどうなるのだろう。

carbon+で驚異的な軽量化。FALCO+sでの圧倒的流線型作り最高だ...これで最強のマシーンになる...ハズ


「それじゃ、早速相談してくるね」

そう言って佐々木と美希も帰り時と見たのか一緒に帰った


「お姉ちゃんお疲れ、今日の晩ご飯はだよー」

そう言って夕ご飯を出してくれた。今日の晩ご飯は、オムレツだ


「本当に女子力高いよね...お嫁に言っても恥ならないねー」

そう言うと頬が赤くなった気がした


「そ、そんな事は言わないんだよ...お姉ちゃん」

そうなのかーと思いつつオムレツを食べる...うむ美味だな


「お姉ちゃん...それであの佐々木さんとなんか関わりあったの?」


「いやぁ...昔ちょっとあったかな...」

答えを濁す...言った所であれだしなー


「そ、そうか...」

うん、と答えながらご飯を食べ終わっていることに気がついた


「それじゃ...お風呂入ってさっさと寝ますか」

そう急かして片付けに入る。

あ、あー布団買わうの忘れてたと後悔しつつお風呂に入った


東雲工業高校に入ってからはや2日でスポンサー確保の希望路を作った...


寝る準備をして今日も明晰夢を見る


今日は...小学校か...今日は平日だし別に普通と言えば普通か..

今日の教室は騒がしい...なんで

答えはすぐに分かる...

担任の先生と共に教室に入って来た子がいた

先生の指示で黒板に名前を書き始めた...

あーこのテンプレ感さすが夢だなと感動しつつ...

ん?あーやっぱり、夢の世界は想像世界だと思った


「今日からこの学校に転校してきました。佐々木健です。よろしくお願いします。」

紫髪の姫カットな子がそう言った。


夢の中の教室に佐々木健が入ってきた...

それはつまり、自分の中での今日の事件が佐々木健のキャラが重大と意識したからだろう。

夢の世界の教室の窓から見た空は蒼かった...

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