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世界旅行記  作者: グロス
19/43

バゼルの様子

ここはポンガ。クラニズムの北に位置する小さな港町。やって来る船は1日に10槽。人口も少ない小さな町だ。

トリ達一行は船を降りて、宿屋に来ていた。

「このポンガから先はかなり危険です。」

サマが目の前にいるトリと現に話していた。

「いよいよバゼルが近いな。」

トリが腰に下げた剣の柄に手を置いて言った。

現が続けた。

「バゼルはどうなっているんだろうね?」


「おい、ここは通さないぞ!」

長身の青年でリーダーらしき人物が叫んだ。

「オホホ、ならば力づくで進むのみですよ。」

2人組の男の、背の高い着物のような服を着た男が手を伸ばして言った。

「テラスだめよ!お願い逃げてー!」

城の中から女性が叫ぶのが聞こえる。

「テズ。あまりいじめてやるなよ。」

2人組のもう1人の男で筋骨隆々の冷徹そうな人物が着物の男に言った。

「わかってるよ、巨可(きょか)。」

テズと呼ばれた着物の男が、振り向いてケケケッと笑った。

「さあ、始めるよ...。」


「ホラントまでの道のりの途中に、山があります。ここにドワーフの一族がいます。彼らに助けを借ります。」

サマが話を進めた。

「ドワーフに力を借りるか...。」

「すごーい。ドワーフに会えるの?楽しみー。」

現は楽しそうだ。

「ドワーフの中に相当な実力者がいます。名前はトワロと言います。彼は我々と同等かそれ以上です。」

「それは心強いな。」

「しかし、藍木は並みの強さではありません。

我々の目的はポートプログラムの破壊プログラムを破壊することです。ポートプログラムを守るためです。」


「ぐわぁ!」

「うわぁ!」

「クククッ。弱い弱い。」

テズが1人また1人と兵隊を、魔法のように手を伸ばすだけで倒していく。

城の前にいた兵隊達はもう残り少なかった。

その時テラスが斧を持って飛びかかった。

ガキッ!

テラスはテズの頭部を狙って攻撃した。見事に命中した。

「どうだ。」

手応えを感じたテラスはテズをやっつけたと思った。

「今、何かしましたか?」

「何!?」

しかし、テズは全く効いていないというような感じだった。

「次はお前だ。」


「行きましょう。時間が無い。北の山に向かいます。」

「ああ。」

「行こう。そして、藍木をぶっ飛ばしてやる。」

3人は先を急いだ。バゼルを救い、ポートプログラムを守るために。


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