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プロローグ
この本は残酷なことがまれに書いてありますので、そういうの苦手なのはまわれー右!!
カタカタカタカタ……
謎の部屋に響くパソコンのキーボードを叩く音。
「今…今…出来るからね、仲間が来るはずだから…待っててね。お母さん。お父さん。待っててね。」
ウィィィィン
プリンターの音がまた響く。
ウィ…ウィ…ガチャガチャ
「出来たよ。みんなに見てもらうから。頑張ったんだからね。」
1冊の本を持ち、ファミリーの写真を見つめ、少女は泣いていた。たった今出来た本にシミができるのも気にしなかったようだった。
「ほら、まず1人…」
少女はあなたに向かって不敵な笑みを浮かべた。
この本は終わらないことが稀にありますので、一気に読むのはお勧めしません。適度に読んでください。