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二百文字小説
明滅を繰り返すこの部屋で誰かの声がした。
蛍光灯が切れかかっているのか、電気は気味悪くちかちかと点滅し、やがてとうとう力尽きたように消えてしまう。その途端に響く声、あるいは吐息の音、そして気配。
だが、この部屋には私一人しかいないのだ。なのに聞こえる……聞こえてくる。私しかいないはずのこの部屋で、明らかに私以外の出す物音が聞こえている。
上から、その気配。そう、天井だ……。
「二階からイビキが聞こえる」完
明滅を繰り返すこの部屋で誰かの声がした。
蛍光灯が切れかかっているのか、電気は気味悪くちかちかと点滅し、やがてとうとう力尽きたように消えてしまう。その途端に響く声、あるいは吐息の音、そして気配。
だが、この部屋には私一人しかいないのだ。なのに聞こえる……聞こえてくる。私しかいないはずのこの部屋で、明らかに私以外の出す物音が聞こえている。
上から、その気配。そう、天井だ……。
「二階からイビキが聞こえる」完
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