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  作者: 葉山光輝
青い思い出
6/10

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湊が振り向くと、そこには葵が立っていた。目元は腫れているし、しゃっくりも止まっていない。にもかかわらず葵のその純粋な目は湊をしっかりと見据えていた。

「なんで、なんでお母さんを……明日香を殺したの。」今にも泣き出しそうな葵。そんな奴に付き合っている暇はない、と湊は思った。そして、面倒くさそうに呟く。

「お前、なぜ俺が視える?」

「私、昔から幽霊とか、そういうものは視える体質なの。それより、質問の答えを、聞きたい、んだけど。」所々途切れながら、葵は呟く。

「俺は……。」部屋の窓に足を掛け、湊は告げた。

「俺は、俺の仕事を全うしただけだ。死神に課せられた責務を、な。」そんじゃ、と言って立ち去ろうとした湊を横目に、またしても葵が悲しそうに呟く。

「……ひどいよ。」

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