セラティレ王国
新参者ですが、どうぞよしなに。高校生の拙い文章ですが、楽しんで頂ければ幸いです。
―― 神歴2000年。
神が天地を創造してから2000もの年月が経った。
この世界には、「魔法」というものが存在する。火・水・木・土・光・闇の精霊の力を借り、魔法を行使することができる。
しかし、誰もが使えるというわけではない。対応スキルを持つ者だけが、基本1種類だけ使用できるのだ。
精霊を目視できる人間を含め、このスキルを持つ者は騎士団や重職に就くことができる。
セラティレ王国。
セラティレとは神話に登場する神の名である。
ここでは中央王宮を象徴にして賑やかな街が展開されおり、水資源や農作物が豊富だ。
だが、自国で全て賄えているからか、他国との交流はほとんどない。まず、入国は国王の許可が下りないとできない仕組みになっている。
セラティレ王国は巨大な宗教国家だ。国をあげて“聖女信仰”をしている。
『国が災厄に見舞われる時、異世界から聖女が舞い降り、神の加護をもたらすであろう』
聖女が現れたのは一回だけではない。数百年に一度という頻度で現れては国を救ってきた。前世の記憶を持った国民が聖女だった時もあった。
なぜその人物が聖女だと分かるのか。
それは、ステータスに明記されているからだ。「聖女」、「神の代理」などの特殊スキルを、光の魔法とともに持ってこの世に生まれてくる。
セラティレ王国には現在、聖女だと呼ばれる王女が存在している。
部活やら何やらで投稿が少し遅くなるかもしれませんが、ぜひお付き合いください!
次の話は王女誕生式典です。