幸せの行方
こうすけside
「お前、、、、」
「hi!私のこと忘れたなんて言わせない。」
ルカは俺に近づきいきなり舌もいれた汚いキスをしてきた。
「きたねぃ」
俺は思わず唾液を吐き出した。
「は??私と夜をすごしたこともあるのに。」
くやしそうに爪を噛む女を俺はますます見下していた。
早くあの栗色の髪を触りたい。
あのピンクに染まった頬にキスをしたい。
あの真紅に染まった唇を俺のものにしたい。
早く会いたい。
そう思った瞬間、俺はこの世のものなのか自分自身も疑うほどの力が出てきて、目の前の女を地面に叩きつけた。
「うぜえ、あと一度でもこんななめたことしたら次は命はねえ」
「んんっ」
女から立ち去ろうとした時止められた。
「わかったから、最後にハグして。」
俺は顔すら見たくないがこれで済むのならと思いハグした。
甘かったんだ。
次の瞬間、激しい痛みが全身を伝った。
そして、俺は倒れた。
ミシェルside
「んっ」
頭がいたい。
私何してたんだっけ。
そーだ、私の、、、私のこうすけは???!!!
「こうすけ!!」
「気づいたんか!」
「ken!!なんでここに???」
目の前にいたのは幼馴染のkenだった。
「いやあ、ちょっと国からこっちに行くように指示されてんw」
「すごいわ!!おめでとう!!、ごめんなさい、こんな時に言うのもあれだけど、私の執事見なかった??」
「いや!見てないよ!!」
こいつ嘘ついてる。
「教えなさい」
[ok!ok!stop!stop!]
「彼ならルカが連れて行ったよ!」
「ルカ、最近手に負えなくて、、なんかヤバい薬に手だしてるみたいなんだ」
あいつか。どーりで、腐女子に見えたわけだ。
「ok.わかった。私を連れて行ってくれるわよね??」
「・・・」
「連れて行きなさい。」
「わかった!わかったから!その代わり、条件がある。
一度でいいから、キスをさせてくれ。」
私はなんとなく感ずいていた。
右に手榴弾、左に拳銃ね。なるほど。これじゃあ、丸腰で望んでるのとなんら変わりないわ。
「いいわ」
バタン
私は彼のことを投げた。
「なめないでくれる??いくら家族同然のあなただってこうすけ絡みだったら殺すわよ。」
こうすけside
あと一歩、あと一歩だ。
よしっ
「なあ、こっちこいよ、お前のことを知ってるのは俺しかいない。会いたかったんだろ?来いよ。」
ルカは涙目でやってきた。
ガッシャン
俺はルカを転ばしてその隙に縄を解いた。
「殺してやるよ」
ふう。
終わった。
さあ、出よう
「こーすけ!」
俺の愛する人の声が聞こえた。
バチーン
「おい、バカ。謝れ。」
「すみません。」
「あの女に何をさせられた?」
「ハグをしろと言われてハグをしました。」
ふう。
「私にやるべきことはわかってるわよね?」
「ただじゃおかないから。、」