愛しい君
このまま時が止まればいいのに、、、
こうすけside
こいつと離れるなんて考えたくもない。
ああ、こんなことになるんなら、魔法なんてかけなければよかった。
というか、すごく背後から気配がするのだが、、、
「こーーーすけーーー!!!!」
ぎゅ。
あ?
「会いたかったー!!」
「・・・」
「誰だお前?」
さっきまで、くっついてたミシェルはぷるぷると拳を握り締めていた。
「はあ?まさか、あんたまで忘れたの・・・?
このアバズレ。」ニヤ。
「忘れてしまいましたわ、ごめんなさい?あなたの名前は? クソビッチ」
ミシェルは時々笑顔で毒を吐くがそんな姿も俺は愛している。
「おい、ミシェル愛してるぞ」
俺はミシェルのことを強く抱きしめて、キスをした。
「ちょっと、ねーもしもし?」
「なんだ」
「私のこと本当に忘れたの??ルカよ。ルカ。
おもいだした?暑苦しいおふたりさん??」
あーめんどくせ。
「分かりましたっ!パーティーの時に命狙ってた二重スパイさんですね?お久しぶりです。どうかなさいましたか?? 腐女子さん??」
「んんっ」
「あなたの分際でよくここへ来られましたね??、あなたパーティーの時に私に何をされたのか覚えてないのですか?」
俺はミシェル以外の女に興味はない。こうすけ以外の男にもな。
「さっさと、お嬢様の前から消え失せてください。さもなければ、あなたのことを星外送還しますよ?」
「チッ」
女は嫌々ながらも消えていった。
「すみません、お嬢様。無礼な話し方をしてしまって。」
俺は跪いて、ミシェルの手にそっとキスをした。
「触らないで、、」
「・・っつ」
やってしまった。