幸せな日常
私がこの姿をやめない理由は 楽しいからだ。
a.m 6:00
ミシェルside
「お嬢、お嬢様!」
「んんっ」
「おきなさーい!!このおばかお嬢様!!」
うるさいわね、朝から騒々しいったらありゃしない。
「もう、起きてるわよ」
私はゆっくりと扉の方に向かい鍵を開けた。
「他の人が起きちゃうよ??」
「大丈夫です。」
こいつの名前はこうすけ。
私の執事であり、愛する恋人であり、元の私です。
こいつはすごく変わってる。
おしとやかではないし、かといってうるさくもない。
それにあんまりあまえないし、、、
おっと、失礼
今の私は女だったな。
私は、ガルシア・ミシェル。
このサウスユイナの第13代 プリンセスです❤️
私とこうすけは本当は立場が逆でした。
ですが、私は、ミシェルお嬢様のわがままを聞いて姿を入れ替えることのできる魔法を自分たちでかけました。
この魔法を解くには、北の国ノースブラクサのシエル様と結婚しなければなりません。
ですが、私たちは恋人同士。どうにか回避できないかと頭を抱えているのです。
そのためにこうして私たちは朝早くから集合しているの、。。
だけど、「ふうぁーーー」
「こらっ寝るなバカお嬢!!」
「もうちょっとだけ。、、」すやすや。。。
「本当にいいんだな?
じゃあお仕置きだ」。
「あっ待ってごめんなさい!もうおきるってー!!」
やばっ
私は素早くベッドから降りて、お願いをした。
「着替えを手伝ってくださらない??」
「はあー。いいでしょう。」
私は甘えてくるこうすけが好き。
甘えさせてくれるこうすけが好き。
だから私は、クローゼットに向う途中、迷わずキスをした。
もし、お互いが元の姿に戻ったら、もう2度とこんなふうにはできないから。