初日
時代は現代21世紀の日本。「俺の名前は板栗聖矢。今年から高校1年生。俺は髪が茶色く、先祖からの髪色らしい。」(高校生になったし、新しい出会いがあったらいいのになぁ〜。)すると、「また浮かない顔してるぞ!」と、声をかけられた。よく見たら、中学の時の同級生、木村悠斗だった。
「なんだよ、またって。いつも浮かない顔してるみたいじゃないか。」そう言うと、いつも通り悠斗は「わり〜わり〜」と軽いノリでやっている。
キーンコンカーンコーン
「ヤベー、チャイムが鳴っちゃった。早くいくぞ悠斗」クラスを確認した。「また悠斗と同じかよ」
少し嬉しい半分うんざりしていた。クラスに入ると、変な緊張感に見舞われた。指定されていた席に座ると、1人の女の子が話しかけてきた。
「ねぇ、君の名前は?」
急に聞かれて、少し戸惑ったが、少し見たことあるような懐かしい感じがした。
「おっ、俺の名前は…」
「みんな席につけ!」担任らしき先生が入ってきた。「お前らは今日から高校生。規則正しい生活を送るんだぞ!」と先生にいわれ、高校生を改めて実感した。「じゃあ、お前ら廊下に出席番号順に並べ。入学式に向かう。」先生に言われ整列し、講堂へ向かった。入学式が始まり、生徒会長による、歓迎の言葉が終わり、「1年生代表、灰森凛花さん。」と呼ばれると、さっきしゃべりかけてくれた女の子が歩いて行った。(あっ、あの子はさっきの…。灰森さんって言うんだ。可愛かったな)
そして、入学式が終わり、家に帰ろうとしたとき、灰森さんを見て、意識がぼやけた。
(思い出して。私たちがした大事な約束を思い出して。)
今のはなんだったのだろう?聖矢は少し考えていた。その夜、また夢の中でその声を聞いた。
朝、目が覚めたから学校に早くついた。すると、灰森さんが教室にいた。
これからどんどんいくどんだよ!
頑張ります!応援よろしく!