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好きだよ、  作者: yui
5/11

*ケンカ(雄也side)*


3日たち、

今日は土曜日。



あれから桜井は一言も口を聞いてくれない


てか俺も桜井と目を合わせないようにしてるし




謝りたい


またいつもみたいに、

笑顔の桜井に隣にいてほしいのに



意地をはってしまう


だって謝ったら、

健人のこといいやつって認めなきゃなんねーし



でも辛い




桜井がこんなにしぶといなんて思わなかった


てか3日も口きかなくても余裕なんだな桜井は



それがなによりショックだった






あれから、橘はうちの教室によく来る


部活の仲間に用があって

とか言って、

最後は絶対桜井に声かけて帰ってく



学校中の女子はその話題でもちきり


いくら鈍感だと言っても、友達から言われて桜井も気づいてるんだろうな


橘が桜井を好きだって


でも今の俺にはどうすることもできない


桜井を手放したくない、隣にいてほしいっていうだけなのに



先週までとは違って、

今俺は桜井にそんなこと言える立場にない



みんなが桜井の隣に橘の姿を1番に思い浮かべるだろう




いま、桜井の中で俺は何番目なんだろう




***





HRが終わり、放課後



さっさと部活行くか



部室に向かっていると担任に捕まった



「おい、坂本!お前部活行く前に俺に出すものあるだろ?」


「え?…あーっ!この前のプリント!!教室にあるんですぐ持ってきやす!!」


「職員室にもってこーい!」



うわーめんどくせー



部活遅れるじゃんか



急いで廊下を走って

教室に入ろうとすると、


誰かとぶつかりそうになった




「あ…」





桜井だった




こんなに近くに桜井がいるのがすごく久しぶりに思えて、


目があった桜井がかわいくて、



意識しすぎて、

すぐに視線をそらして

「わりぃ」

とだけ言ってすぐ教室に入った




下唇をかむ



なにやってんだ俺



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