人が深淵を覗く時、深淵もまた覗いている
「お母さん僕は人を殺したんだ」「僕の右目に宿る禁断の力により僕がリューリーを操作して相手のキャラを倒した場合倒したキャラの使用者の命を奪う事ができる」
「へーそうなんだね。」「平野君とのゲーム楽しかったんだね」「貴志でも赤い狐と緑の狸どちらが美味しいかゲームで勝った方が正しいか決める事は出来ないよ」お母さん違うよ。「あれはゲームなんかじゃ無くてどちらが深い深淵より現れる深淵の王を決める古の禁断の戦いだよ」そうなんだね。ごめんね。もう寝る時間だから早く寝なさい。「明日友達と遊べなくなっちゃうよ」「お母さん寝るんじゃないよ深淵にある家に帰るんだよ」ハイハイ分かったから早く深淵にある家に帰ろうね」
「フッ深淵にある家に帰るには、禁断の魔法陣が必要なのだ」「おいそんな事言ってないでとっとと寝ろよ」「あっはい」次の日から二度と貴志は中二病的発言をしなくなったのであった。