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7 魔の森

街を目指して旅立ってから3日たった。

そんな中、俺は重大な危機に直面している。


何とこの森、外側の魔物のレベルが異様に高いのだ。


森のほぼ中心部に位置する俺の家の周辺は、高くてもレベル一桁台の魔物しかいなかった。

しかし街への距離が半分を切ったあたりから急にレベルが上がり、さらに『粘液体(スライム)』や『小鬼(ゴブリン)』、『豚頭人(オーク)』といった定番の魔物でもレベル20〜30はあり、『血餓狼(ブラッドウルフ)』や『死毒蜂(キラービー)』などの魔物はレベル50越えも珍しくない。


俺のレベルも魔物を狩り続けていたことで30ほどには上がったが、まだまだレベル50越えの魔物を倒すには心もとない。


「これはしばらくレベル上げだな……」


そんなことを呟きながら、俺はまた狩りに出かけるのだった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


2週間後……



危機との直面からはや2週間経過し、俺のレベルはついに50を突破した。

2週間ぶっ続けで魔物狩りをしていたおかげで、幸福神から貰った袋はもう満杯である。

一応魔物の死体は溜めてあるが、どう処理しようか悩ましいところだ。


まあ、どうやらマジックバックの中は時間が進まないようで、どれだけ経っても腐らないというのが唯一の救いではあるが。

ちなみに、今の俺のステータスはこうである。



【名前】コウ 【性別】男 

【称号】転生者 不運な死を遂げた者


【年齢】超越 【魔力】170456/170456

【体力】91342/91342


【レベル】53


【加護】幸福神の加護 Lv.10


【スキル】???

     ???

     ???

     無属性魔法 Lv.9

     水魔法   Lv.10

     光魔法   Lv.9

     炎魔法   Lv.3

     体術    Lv.7

     鑑定    Lv.-



水魔法のレベルはMAXになり、他のスキルも軒並み上がっている。

炎魔法も習得したが、森であまり使うのは危険なのでレベルはあまり上がっていない。

魔力や体力も大幅に上昇したから、そろそろ高レベルの魔物に挑戦してみることにした。








しばらく歩くと、大きな鳴き声が聞こえてきた。


「ウォォォォォォォォン!!!!!」


鋭利な牙と爪に灰色の体毛で覆われた筋肉質な体躯、その魔法属性を表した緑の右眼とは対照的に、血を思わせる濃い赤の左眼。


血餓狼(ブラッドウルフ)である。


「鑑定!」


血餓狼(ブラッドウルフ)

餓狼(ウルフ)の上位個体。

群れでの狩りが多いウルフ系の魔物にしては珍しく、一匹での行動を好む。

鋭い牙と分厚い鉄板すらも切り裂く爪に加え強力な風魔法も使うことため、冒険者から恐れられている。


【レベル】50  【スキル】風魔法Lv.5


俺が鑑定すると同時にあちらも気がついたのか、遠吠えを上げ此方に走ってきた。


『無属性魔法 身体強化(フィジカルブースト)


俺は落ち着いて魔力を練り、無属性中級魔法の身体強化(フィジカルブースト)を発動した。

身体強化(フィジカルブースト)とは、文字通り体の運動能力を上げる魔法である。

体術のスキルによる身体能力補正に加え、身体強化によって俺は常人とは比べ物にならない速さと力強さを得る。


縦横無尽に跳び回り襲いかかってくるブラットウルフの猛攻を避けつつ、俺は次の魔法の準備を始めた。


『水魔法 水龍波撃(アクアブレイク)


ブラッドウルフに向けた俺の掌から、龍を模した水流が勢いよく飛び出しブラッドウルフを襲った。



ドゴォォォォォォン!!!



着弾と同時に爆発音が鳴り響き、巨大な水柱が上がる。


「あれ……?」


爆発が落ち着きふと見てみると、着弾点から半径2メートル内の地面が抉れその中心には見るも無惨な死体が倒れていた。


「オーバーキルだったかな……」


これでもだいぶ魔力を抑えて打ったのだが、これでは魔石が無事か怪しいな。

俺は急いで近づき、魔石を探した。


お、あったあった。

やはり、風魔法を得意とするブラッドウルフの魔石は澄んだ緑色のようだ。


「よし、次は死毒蜂(キラービー)だな。」


俺は魔石とギリギリ原形をとどめているブラッドウルフの死体をしまい、次の標的に向けて走り出した。


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