表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/97

2-31 ニャル 子供たちの成長と神の気配

本日もよろしくお願いします。


 ニャルの名前はニャル。

 獣人族のお姉ちゃんなの。


 しばらく食べるのに困らない場所があるって聞いて、ニャルたちは旅をしてリゾート村に来たの。ミャムムの病気も治してもらえて、本当にこの村には感謝しかないよ。


 それが半年前の話。

 そう、半年前。


 この村に無料で……むしろお金を貰ってお勉強できる期間は6カ月間なの!

 その期限がもう迫ってきているんだ。それもリゾート村のお外では戦争が始まるって話だし、困っちゃう!


 卒業まで1月を切ったある日のこと、ニャルたちは一旦リゾート村からお外に出ることになった。

 神休みの日は、リゾート村自体が封鎖されちゃうんだって。中にいる人もお外に出なくちゃダメなの。理由はよくわからないけど、ルールだししょうがない。


 学園では定期的にお小遣いが貰えるんだけど、1カ月くらい前からこの4日間のことは告知されていたから、どうにでもなるの。


 それにリゾート村から少し離れた場所に、女王陛下が野宿スペースを開放してくれたんだって。卒業したあとのお金を残しておきたいから、ニャルたちは王都には行かずに、そっちへ行ったよ。


 学園で前期学習を終えたくらいの子なら、もはや野宿に怖いことなんてない。ニャルたちなんて5カ月の生徒だから無敵なの!


「お姉ちゃ、はい」


 ミャムムが数枚の紙を渡してきた。

 それはミャムムが学園島で学んだ成果なの。


 それは建物の設計図。

 お家、トイレ、炊事場、お風呂、あとは排水路。


 なんでミャムムがそんなことができるかといえば、学園島の後期学習で建築士さんの道に進んだからなの。

 ミャムムは算数屋さんになりたいって言ってたけど、実際にはアアウィオルには算数屋さんなんてなかったんだ。

 だから、算数……ううん、数学をよく使う建築士さんになったんだ。

 ミャムムはもしかしたら、猫獣人の中で一番頭がいい子かもしれないね。


「ふむふむ、これなら俺たちでも作れそうだな」


 設計図を一緒に見るギール君が言うように、ミャムムが作った設計図は建築素人のニャルたちでも作れそうなものだったよ。


「ニャルはお家建てる!」


「魔石が必要みたいだな。じゃあ俺は森で魔物狩ってくるよ。ロビン君、行こうぜ」


「うん!」


「ロビン君も行くの!? 俺も行きたい!」


 ニャルたちはロビン君とも仲良しになったんだ。

 まあ2月の最初の頃の組は、みんな仲良しだけどね。


「ねえねえ、あたしたちもその設計図使わせてー」


「いいよー」


 役割分担していると、ほかのグループの子もミャムムの設計図を使いたいって言ってきた。

 というのも、戦闘や魔法や一般的な職人のコースが人気で、ちょっとマニアックな建築士コースに進んだ子ってミャムムしかいないんだ。建築士コースは貴族様の家臣に人気のコースみたいだね。


「そしたら、まずは草をどうにかするよ」


 ニャルたち女の子は、みんなで地面に手を置いて土をうねらせた。これであとはポイポイと抜くだけ。


 集めた草はあとで燃やすとして、次の作業だ。棒と棒を紐で結んだもので、地面に大きな丸を書く。


「この線に沿って地面を圧縮して下げると。ふんふん」


 ニャルは地面に手を置いて、魔法を行使した。


「おー、やっぱりニャルちゃんの魔法は凄いね」


「んふぅ! ニャルは魔法総合コースだからね!」


 ニャルは後期学習で、魔法総合コースを選んだよ。

 ミャムムが算数を好きなように、ニャルは魔法が好きになったんだ。


 前期学習ですでに結構魔法を教えてもらえるんだけど、このコースではさらに魔法を教えてもらえるの。

 魔法総合コースはとっても人気のコースだから、たぶんすんごい大儲けとかはできないと思うけど、きっと一生食べるのには困らないと思うよ。最悪ダンジョンに入れば、魔物食材が手に入るからね。ひもじい思いはきっとしないの!


 お家造りに話を戻して。


 何回かにわけて2mほど地面を下げたら、壁も補強して。

 そうしたら今度は柱を作るみたい。でもこの仕様だと魔石粉が必要だから、ギール君たちが帰ってくるのを待ってないと。それまで他のことを進めておこう。


 他にも炊事場とおトイレとお風呂場も作らないと。

 やることがいっぱい!


 作業を進めていると、狩りに行っていたギール君たちが帰ってきた。

 魔物から採取できる魔石を、先輩のミリーちゃんとレナちゃんに渡す。2人はロビン君のお友達の女の子だね。最初の生徒だから、もうすぐ卒業だ。


「うーん、この魔石だと2軒分しか無理かも。水用の魔石も必要だから……ギール君、この10倍取ってきて」


「じゅ、10倍!? 王都圏だしそんなに魔物見つかるかなぁ? まあ行ってくるよ」


 ギール君は戦闘コースに進んで、すっごく強くなったの。

 だから王都圏の魔物なんてポポーイって倒しちゃう。でも、魔物が見つからなかったらどうしようもない。


 ギール君やロビン君たちを見送ると、2人はテキパキと魔石を粉にして、それを用意しておいた粘土に混ぜた。

 それを【生産魔法】で柱に成形して、表面に模様を彫りこんでいく。


 ミリーちゃんとレナちゃんは魔導技師コースに進んだんだ。なんでも怖い目に遭ったとかで、もう冒険者はコリゴリなんだって。

 そんな2人はいま魔導回路が入った柱を作っているの。前期学習でニャルたちもちょっとだけ学んだけど、やっぱり専門コースに進んだ子は凄いんだ。


 作業を進めていると、具合が悪くなっちゃう子が出た。学園島に来たばかりの女の子だね。


「アーサー君、病人!」


「動かさなくていい! いま行く!」


 王都のスラムのリーダーであるアーサー君は、治癒士コースに進んだよ。

 ニャルも簡単な回復魔法は使えるけど、アーサー君には及ばない。


「軽い熱中症だな。回復しておくから元気になるが、午前中は日陰で休んでおけ」


「で、でも……」


「具合悪いやつに誰も文句は言わねえよ。いいから休んでろ」


 アーサー君はそう言うと、少し離れたところに屋根付きの簡素な休憩所をパパッと作った。アーサー君は世間的にはイケメンらしくて、その女の子は休憩所で休んでいる間、ずっとアーサー君を目で追ってたよ。


 そんなアーサー君だけど、自分たちと同じような境遇の人たちを回復魔法で治してあげたいんだって。


 それからもみんなで協力して、地下型のお家が完成した。


 階段を降りて中に入ってみると、中央にはミリーちゃんたちが作った柱が天井を支えて立っている。この柱は特殊な効果があって、室内を涼しくしてくれるの。あとは虫が入ってこれないようにもなっているんだって。


 そんなお家があちこちで建ち始めてる。

 中にはニャルたちのお家よりも出来がいいのもあるんだけど、それはきっと大工職人コースの子たちがいるグループだね。


 ニャルたちは床に女王陛下から貰った毛布を敷いた。

 毛布は学園にいる間に洗濯しておいたからいい匂いがしてもふもふなんだよ。


「おー、しゅごい!」


 自分たちの力だけでこんな凄いお家が建っちゃって、ニャルたちは感動しちゃった。


 だって半年前じゃ何にもできない子供だったんだもん。ボロ小屋の穴を塞ぐのも物を置いたりするくらいしかできなかった。

 それなのに、今ではちょちょいっていろいろなことが解決できちゃう!


「ご飯できたよー」


 料理人コースに進んだ子がリーダーをして、ご飯ができた。

 食材はギール君たちが狩ってきた魔物と、リゾート村の周りにできた宿場から買ってきた物。


 これも凄いんだ。

 昔なら焼いたり煮たりするだけだったのが、人気の屋台の料理みたいな凄いのが作れちゃうの! 特にソースを作れるのが凄いの!


「美味しい!」


「お姉ちゃ、こぇ、うみゃ!」


 みんなでパンにお肉が挟まったバーガーを頬張る。

 とっても美味しいの!


 みんなで夢中で食べていると、騎士の人たちが来た。

 あ、女王陛下だ!


「女王陛下、こにちは!」


 ミャムムがほっぺにソースをつけてニコパとご挨拶したのを皮切りに、全員が起立してご挨拶したよ。


「うむ。こんにちは。みな元気なようだな」


 女王陛下はよく平民コースで一緒にお勉強をしていて、みんなに大人気なんだ。多くの子は学園に来る前にお母さんと離れちゃったから、女王陛下に理想の母親像を見ているのかもね。すっごく綺麗な人だし。

 でも、近衛の人たちはいつも怖い。いまも怖い。


「これはお主らが作ったのか?」


「うん。お家の設計図はミャムムが作ったの!」


「なんとミャムムが?」


「うん!」


 女王陛下はミャムムがお気に入りなのかもって思う。まあ、ミャムムくらいの歳の獣人の子供は可愛いからね。


 ミャムムはバーガーをニャルに渡して、お家の案内を始めた。

 ニャルも不安だから、バーガーを置いて後を追ったよ。


「お家はねえ、4日後には崩すから簡単なやつなの」


 ミャムムがそう言うと、女王陛下はちょっとホッとした表情。ニャルたちは勝手にお家を建てちゃったけど、ここもそのうち建物が建つ予定なのかもしれないね。


「そうだな。こういう簡易的な建物を建てるのはいいが、土地は国の持ち物だから役目を終えたら崩さなくてはならん。ミャムムはちゃんとわかっていて偉いな」


「うん、建築士コースで習ったの!」


 へえ、建築士コースはそんなことも習うんだ。ニャルはそんな法律知らなかったよ。


「これはねえ、ミャムムの机! ここで数学のドリルをやるの!」


 ニャルたちのお家には、ミャムム用の机がある。ミャムムに頼まれてニャルが土魔法で作ったやつだ。


 そんな案内が終わり、女王陛下はロビン君に言った。


「4日間とはいえ子供たちが外に放逐されて心配していたが、どうやら大丈夫なようだな」


「は、はい! おかげさまでどうにかやっていけそうです!」


 巷では英雄と言われているロビン君だけど、女王陛下を前にして緊張してる。女王陛下とは魔法総合コースでたまに一緒にお勉強しているけど、やっぱりすっごく偉いんだ。


「うむ。子供たちがたくましく成長して妾は嬉しく思うぞ。これは差し入れだ、みなで分けるがいい」


 女王陛下はそう言って、ロビン君に革袋を渡した。


「わっ、魔石ですか! ありがとうございます! 実は魔物が見つからなくて困っていたんです」


「まあ王都圏ではそうであろうな。金よりもそちらのほうがお主らには楽しめるだろうと思って持ってきた」


 おー、魔石!

 これでいろいろ捗りそう。


 女王陛下が帰って、午後になると作業の続き。

 雨が降ったら困るから排水路を作ったり、まだリゾート村に来たばかりの子たちのために家を建てたり、大忙し。


 夜にはお風呂も使うよ。

 学園で過ごすようになって、お風呂は欠かせなくなっちゃった。昔じゃ考えられない変化。その際には、薬師コースの子が石鹸を作ってくれてたんだ。

 そこら辺で見つかる物だけで作ったから効果はリゾート村産には劣るけど、十分ピカピカになる。


 本当にみんなでやると何でもできちゃうね!




 あっという間に4日間は過ぎて、リゾート村の封鎖が終わったよ。


 ニャルたちは自分たちで作ったお家を壊すのをちょっと寂しく思ったけど、我慢して壊したよ。

 ミャムムはギール君の腰にしがみついて、プルプルしながら土に戻されていくお家を見てる。ミャムムの初めてのお仕事だったから一番悲しいんだね。お耳もへにょんとしてる。


「これからいっぱい作ればいい」


「うん……」


 ギール君はそう言ってミャムムの頭を撫でて慰めてくれていたよ。


 撤去作業が終わると、ニャルたちはリゾート村へ向かったよ。


「ミュゼ先生はできれば2日以内に戻れって言ってたけど、なんだろうね?」


「お祭りの残りのご馳走があるんじゃない?」


「そうかも!」


 ニャルたちはなんで神休みの日にお外に出されるのか知らないんだ。


 入場門へ行くと、たくさんの貴族の馬車が並んでた。先頭には女王陛下の旗もある。


「貴族様もご馳走を食べに来たのかな?」


「んなわけあるか」


 ニャルの予想をアーサー君が斬り捨てたよ。


「えー、でもリゾート村のご飯は美味しいし」


「それは否定しないが、料理人も多く学びに来ているからな。飯目的でわざわざ来ることはないだろ。近々戦争があるし、なにか集会があるんじゃないか?」


 はえー、賢い。


 ニャルたちは平民だから、貴族様とは並ぶところが違う。

 そっちにも貴族様ほどじゃないけど、もう結構並んでるね。ニャルたちは近くにいたけど、お家の撤去で時間がかかっちゃったからなー。


 開門の時間になって、ニャルたちは順番に転移門へ入っていった。


「「みっ!」」


「「「っっっ!」」」


 リゾート村に入った瞬間、全員が息を呑んだの! ニャルとミャムムなんて、思わず猫っ気が出ちゃう!

 その驚きが終わったら、今度は涙が溢れてきた。


 な、なんだこれ……?

 リゾート村の様子が以前と明らかに違うの。


 凄く懐かしくて、温かくて、それでいて安心感が凄くて……そんな雰囲気に溢れている。


 ニャルの腰にしがみついたミャムムを、思わず抱きしめた。

 ポカポカしたミャムムの体温を感じて、昔、お母さんにミャムムと一緒に抱っこしてもらった時のことを思い出したよ。


「お母さん……」


 ミャムムが耳元でそう呟いた。

 ミャムムもきっと同じふうに感じているんだ。


 ニャルたちは気づけば転移門の係員に誘導されていて、それに気づいた頃には少しだけほわほわした気持ちも落ち着いていた。


「たぶん、これは神様の気配だ」


 小さい子を抱っこするアーサー君が言った。


「神様の気配?」


「ああ。師匠がよく神様について語ってくれるんだが、その話に神様の気配は降臨した場所にしばらく残るという話があった」


 アーサー君が治癒士コースにいったのはさっき説明した通りだけど、その先生は回復魔法の達人であるティア様だ。

 ティア様は神官様で、その関係で神様のことに詳しいんだと思う。


「ただ、それは一つの建物程度の範囲だって話だった」


「じゃあ、リゾート村にたくさんの神様が来たってこと?」


「そういうことだろう。『神休みの日』なんて言うんだ。文字通り、多くの神様が休みに来たんじゃないか?」


「ほえー……それって凄くない?」


「ああ。とんでもなく凄いことだ」


 はー、凄いところだと思ってたけど、ニャルたちの想像より凄かったのかー。


「俺はこれから大聖堂に行くが、お前らも行くか?」


「行く!」


 アーサー君の提案で、ニャルたちは観光島にある大聖堂に向かった。


 そこは貴族エリアと平民エリアの間にあるエリアで、話によるとお金持ちの平民や少し貧乏な貴族向けのお店がたくさんあるんだって。ニャルたちからするとすんごい高いお店だけどね?


 そんな場所だけど、いまのニャルたちはちゃんとお風呂に入って、服もリゾート村のやつだから、場違いには見られないと思う。


 大聖堂の周りにはすでに貴族様たちが集まっていて、道路なのにみんな膝をついてお祈りしていた。

 それもそのはず、大聖堂の周りは特に神様の気配が強く残っていて、先ほど感じた温かさの中に、絶対の畏怖みたいなものが混じっているのを感じるの。これには貴族様だって逆らえないんだと思う。


 貴族様たちの後方で、ニャルたちも日々の感謝のお祈りをしたよ。なんだか特別なお祈りをした気分。


「ティア殿。やはりこの地に神々が?」


 前方で、女王陛下がティア様に問う声がした。

 ティア様は頷くと、この場にいる全員に聞こえるように説明した。


「先日、神々がこの地へご降臨なさいました。いまこの地を満たしているのは神気というものです」


 それを聞いて、たくさんの人がざわついた。

 ニャルたちもティア様の口から聞いて、改めてびっくりなの。


「神気を浴びることであなた方に特別な力が宿るなどということはありません。しかし、大切なことを思い出させてくださいます。どうぞそれを噛みしめて、これからの人生を大切に歩めるように、いま一度、自らのこれまでを振り返ってください」


 聖堂前の広場に集まった人たちはその言葉に耳を傾けていた。


 ニャルはお母さんのことを思い出せて良かった。

 それを思い出すと、どんどん懐かしい記憶が蘇っていく。


 これから戦争が起こる。

 相手はゾルバ帝国で、昔、ニャルたちがいた場所。


 意地悪な子もいたけど、お友達になってくれた子もいた。


 オリビアちゃん。


 同じスラムの子で、こっそりニャルと遊んでくれたんだ。

 きっともうニャルのことなんて覚えてないと思うけど。


 あの子は大丈夫かな……。

 幸せになっているといいなぁ。


 ニャルはもう一度手を組んで、大聖堂に向かってオリビアちゃんの幸せをお祈りした。



読んでくださりありがとうございます。


ブクマ、評価、感想、大変お世話になっております。

誤字報告も助かっています。ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] おお、みんな立派になって・・・ [一言] 猫っ気は個性だ、キスミア人を見習ってもっと前に出していこう
[良い点] 毎度胸に響く可愛さと面白さですね 何だかんだで娘さん達が幸せになれそうで今は亡きお母さんも草葉の陰でニッコリでしょう [一言] ここ最近のなろうでの一番の楽しみです 応援してます
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ