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ノスタルジア

作者: 莉穂

少しの寂しさと変わっていく街並み

幼い日々の記憶をのこして

永遠に変わらないと

思っていた

見慣れた風景


区画整理 店舗移転 シャッター商店街 学校統合 校名変更

あの頃の母校は 

校舎も生徒も変わって

変わらないものなんて ないのだ

突きつけられる


変わっていく街並みも

いつかは見慣れたものに

なっていくんだろう


かつての面影 を 抱えて

抱えたまま

見慣れたものになる


変わらないものもある

だけど変わり続けるものもある


また変わるその日まで

見慣れた街並みと

少しの寂しさと郷愁を抱いて

僕はこの街で生きている

  この街で生きていく


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