表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
93/100

第二百九十三話『冗談はお顔にゃけにしてにゃん』

 第二百九十三話『冗談はお顔にゃけにしてにゃん』


《にゃあんで最後にミストにゃんがお顔を出すのにゃん?》


 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


『神秘だから、じゃないかしら』


「ふにゃっ。

 ミストにゃんったら、

 最初にも、

 割り込んでくるにゃんて。

 にゃあんで?

 どうしてにゃん?

 これから始まる、

『お話』のどっこにも、

 かかわっていにゃい、

 っていう冷酷にゃる事実が、

 目の前にあるっていうのにぃ」

「ホント、不思議ね。

 答えをあげるとすれば」


『神秘だから、じゃないかしら』


《とアホの一つ覚えで洗脳される前に、お話を始めるのにゃん》


 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


「うぅぅん。

 気持ちいい風が吹く、

 この中で、

 アタシはしばし、

 とぉってものても、

 な」


『詩的な気分』


「になっているのわぁん。

 なもんで……てへっ。

 ——と照れくさいんだけど——

 ちょいとばっかし、

 口ずさんでみるのわん。

 ええとぉ、出だしは……うん。

 これがいいのわん」


『若葉、芽吹き、

 そよ風、唄う、

 自然の真っただ中。

 ふとフり返ってみれば、

 そこには』


 くるりっ。


「にゃんにゃの?」

「……ぶふっ。

 きゃははっ。

 きゃあっはっはっはっ。

 痛烈つうれつにダメなのわぁん!」


『のんべんだらり、とした、

 緊張感のかけらもない、

 しかしながら、

 愛想だけは抜群のお顔』


「と」


『もわんもわん、

 としたお身体の、

 一体どこからどこまでが、

 体毛なのか、

 当のネコ自身にも、

 さぁっぱりのぱり、

 っぽく感じられるくらい、

 ごくごく自然に毛並みが、

「アホユれ」に波打つお姿』


「との二つが競演するさま、

 を目の当たりに、

 してしまっては……きゃはっ。

 んもう、ミアンったらぁ」


『冗談は、

 お顔だけにするのわぁん!』


「きゃあっはははっ」

「ミーにゃん。

 にゃにネコのお顔を見て、

 笑っているのにゃん?

 ウチのにゃにが、

 おかしいというのにゃん?」

「きゃははっ。

 だあってぇ、だあってぇ。

 きゃはははっ。

 せぇっかくの」


『詩的気分』


「が、

 いともカンタンに、

 メッチャクチャ、の、

 バッラバラ、に、

 蹴り散らされて、

 しまったんだもん。

 笑わずには、

 いられないのわぁん。

 きゃあっはっはっはっ」


《親友にゃというのにぃ。失礼にゃんよ。ぷんぷん!》


 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


「なるほど。

 ミアンは天性の」


『お笑い』


「だった、

 ということかしら」

「ミストにゃん。

 にゃらウチと、

 コンビを組むのにゃん?」

「どういう意味よ」

「いって欲しいのにゃん?」

「……ううん。

 もうそれ以上はいわないで。

 わたしが悪かったわ」


『ごめんなさい』


《と神秘の妖精は、心静かに『わび』をうたのにゃん》


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ