第二百八十一話『名誉にゃんてあったのにゃん』
第二百八十一話『名誉にゃんてあったのにゃん』
《ネコもにゃん?》
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「——例によって例のごとく、
『成り行き任せ』
にしていたんだけどぉ。
脱線しすぎも良くないもんで、
ここいらでお話を戻すのわん。
なもんで早速、
ええとぉ、どっから、
ええとぉ……ええとぉ……、
こりゃあ、どこぞの、
『センター試験』
なんかよりムツカしいかも。
ええとぉ……はっ!
そうそう——
アタシが」
『アレ』
「だなんて、
ぜぇったいのたい、
に、あってはならないのわん」
『イオラの森のお姫さま』
「としての」
『名誉』
「にもかかってくるのわぁん」
「ふにゃ?
んにゃもん、ミーにゃんにも、
あったのにゃん?」
「んれがね。
ここだけの話、なんだけどさ。
思いがけなくも、どうやら、
あったらしいのわん。
自分でも、
信じられないんだけどぉ、
っていうか、
自分でも、
信じられなかったんだけどぉ。
心の片すみを、
ちょんちょん、
ちょんちょん、
ちょんちょん、
って、
まんべんなく、な感じで、
つついてみたらね。
おぅ、あるわあるわ。
たっくさんのさん、
に、ぽろぽろぽろぽろ」
『アタシを、
ぜぇったいのたい、
に忘れちゃダメなのわん』
『ウチも』
『ボクも』
『わたしも』
『ミムカも』
『私も』
「なら、オレも』
「とまぁ」
『名誉』
「が次から次へと、
なだれこむように、
落ちてきちゃって、さぁ大変。
アタシが得意とする」
『オモラシ』
「とか」
『オネショ』
「なんかの」
『内緒の話はあのねのね』
「どころの騒ぎじゃあ、
断じて、
なくなってしまったのわぁん」
「あのにゃあ」
《ご自分でバラしてどうすんのにゃん?》
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「ホント、どうする気なのわん?」
「あのにゃあ」
《にゃあにネコごとみたいに、とあきれても、つづくのにゃん》




