第二百七十九話『小っ恥ずかしくってにゃん』
第二百七十九話『小っ恥ずかしくってにゃん』
《んにゃら、お顔、真っ赤っ赤、にゃん?》
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「こうして、
冷静さを取り戻したアタシが、
ふと我に返ってみるに……。
ああんもう。
情けないったら、
ありゃしない。
一時的に、だったとはいえ、
たかだかミアンの笑い声を、
聞いちゃったくらいで」
『おのれを見失っていた』
「だなんて。
これを」
『小っ恥ずかしくって』
「といわずに、なにが」
『小っ恥ずかしくって』
「なのわん。
ホントにホント」
『頭かくして尻かくさず』
『穴があったら、ただちに突入。
ギリギリセーフ』
「な、衝動を覚えずには、
いられなくなるのわぁん!
……なぁんて、
自分で自分を、
責めちゃうくらい、
小っ恥ずかしくって、
小っ恥ずかしくって。
んでもって、とうとう、
小っ恥ずかしさに、
疲れ果てちゃって。
夜もオチオチ、
ぐぅっすりのすり、
と夢も見ずに、
すやすや、
おネムしてしまうのわぁん」
《良かったじゃにゃい。健康には早寝早起きが一番にゃんよ》
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「なもんで、ミアン。
アタシとしちゃあ、
相当な覚悟でもって、
ただちにリベンジするのわん」
『やぁっぱ、うわさ話が、
ホントにホントなら、
ふたり一緒に、
大笑いしちゃおう!
なぁのわん』
「どぉ?
これでどっからも、
文句が出てこないのわん」
《ホントにホントにゃら、って、ホントにホントにゃの?》
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「かどうかはあとで、
はぁっきりのきり、
とさせるのわん。
なもんで」
『こうご期待』
「……なぁんて好奇心を、
あおったりなんかして。
ねぇ、ミアン。
この」
『ただ、ひたすらに努力』
「って、
報われると思うのわん?」
「にゃあにも、ご自分から進んで、
バラさにゃくっても」
《努力に報いるためにも、お話を戻す努力をしてみるのにゃん》
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「——ことここに至っては、
『にゃにを今さら』
にゃ感じがどうにも、
ぬぐえにゃいのにゃけれども。
ウチとミーにゃんは、
押しも押されもせにゅ、
親友同士。
にゃもんで真心こめて、
『調子を合わせる』
としようにゃん——
さっすがは」
『イオラの森のお姫さま』
「にゃ。
どんにゃ、
うわさを立てられようが」
『大笑い』
「でもって、
まるまるまるっく、
収めようとするにゃんて。
にゃあんともまぁ」
『太っ腹』
「にゃお方にゃん」
《ウチのほめ言葉にミーにゃんは……、つづくのにゃん》




