第二百六十七話『性格からきてんのにゃん』
第二百六十七話『性格からきてんのにゃん』
《思わず、納得の得、してしまったのにゃん》
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「あらまっ。
そんなにお得だったの。
だったら、ミアンちゃん。
もう今や」
『素敵なゲレンデ』
「で一緒に滑れるような期待感、
にも似た、
ワクワクドキドキ、
なカワイい自分の思いに、
気づかされてしまった、
『永遠の青春を謳歌』
まっただ中の」
『ワタクシも連れてって』
「ちょうだい」
「あのにゃあ」
《にゃあに、ウキウキ、と浮かれてんのにゃん?》
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「ミーにゃんミーにゃん。
イオラにゃったら、
にゃあんか」
『とほうもにゃいカン違い』
「をしてるみたいでにゃ。
我を忘れて、
コウフンしてるのにゃん」
「大丈夫。
すぐに目が覚めるのわん」
「にゃん?」
《ずいぶんと落ち着き払った返事にゃん》
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「……と、そうそう」
『お買い物』
「といえば、
お金がざっくざっく入った」
『お財布』
「がいるのじゃなかったかしら。
ねぇ、ミアンちゃん。
あれって、
どこに行けばもらえるの?」
「もらえにゃいのにゃん」
「ええっ!」
『んなアホなぁ!』
「って思わず」
『ミーナちゃんのそっくりさん』
「なる隠し芸を、
披露してみせちゃったほど、
『ががぁん!』
したあげくの果てに」
『世の中って、
自分の思うようにはいかない』
「っていう厳しい現実を、
目の当たりにしちゃったせい、
ぐすん……かしら。
とほほのほ、
って情けなくなるくらい、
あっけらかんと夢から現実へ、
ぐすん……と引き戻されて、
元のつまらない自分へ、
ぐすん……と戻ってしまったわ」
《にゃあにも涙ぐまにゃくったって》
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「ほぉらね」
『天空の村の、
偉大なる予言者は語る』
「なのわん」
「ミーにゃん。
あんた、いつから」
『お姫さま』
「から」
『預言者』
「へと衣替えしたのにゃん?」
《とまぁんにゃこんにゃで、お話の続きを始めるのにゃん》
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「あら。
ミーナちゃん、ミアンちゃん。
今日は夜遅くまで、
おしゃべりしているのね。
……と、すると、
アレも、あなた方、なのかしら」
「アレってにゃに?」
「たいしたことじゃないのよ。
ただ……」
『どこもかしくも、「びしっ!」』
「なぁんて声が、
聴こえてきたものだから。
ワタクシには、
天地がひっくり返ろうとも」
『とうてい無理な、お話よねぇ』
「って、
思わず苦笑いしちゃったわ。
おぉっほっほっほ」
《にゃあるほろぉ。んにゃわけにゃったのぉ》
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「ミーにゃんミーにゃん。
たった今」
『真実の理由』
「にゃるもんが、
はっきりのきり、とにゃ」
「うん。
アタシたちの前に、
さらけ出されてしまったのわん。
とどのつまりが、すべては、
『イオラ』の」
「というよりもにゃ。
『イオラの樹』の」
『性格』
「からきてんのにゃん。
にゃもんで」
「うん。ふたり一緒に」
『どうしようもにゃいのにゃん』
《ウチとミーにゃんとで、ぼやくばかり、にゃん》




