プロローグ
本日より連載始めました。
取り敢えず一本確りと完結させたいと思い、作成した物の為そこまで長くはならない予定です。(とは言えそんなにすぐには終わりませんが)
一話目は、書く内容が少なかった為、超絶短いですが次回以降もう少し長くなる予定です。
ザワザワザワザワ。
俺が舞台に上がると、途端に会場がざわつき始める。
「まっ、俺がここまで来るだなんて誰も想像してなかっただろうしな」
自嘲気味に笑ってからステージへの階段を上る。
その間も観客達のざわめきは止まらない。決勝戦は最強の剣聖を決める物になると予想されていたはずなのに、その最強の片方が無名の男なんかに負けたのは一晩明けても抜けない衝撃だったらしい。
「ようやくここまで来たんだね。エクス」
「はっ、嫌味かよ」
俺の進んだ先にいる相手、幼なじみのローズと軽口を叩き合うい、対峙する。
「この剣聖杯の決勝で戦い、勝った方が最強の剣聖······そう誓いあったのが昨日の事のようだよ」
「誰もこの場に俺が立っているだなんて想像もしてなかったようだけどな。なぁ、剣聖様」
そう、目の前にいる彼女こそ、今回の大会の優勝候補の一人。俺の師匠であり、過去最強の剣聖だった剣王とも並ぶ実力を持つとまで言われる天才なのだ。
「残念でしたー。僕はエクス、君がここまで来るのを予想していたよ。かの剣王が相手だろうと君は勝ってここまで来るとね。そして、予想通りに君は剣王さえも下してここにいる―――僕たちの憧れだった剣王をね」
「それでもお前が先に剣聖になったのは間違いないだろ。だから今日は俺がお前からその座を奪うんだ」
俺の言葉にローズは何がおかしいのかクスリと笑う。
「何がおかしいんだよ」
「いや、何でも無いよ。さぁ、始めようか。全力で行くよ!」
その言葉と同時にローズが剣を抜いた。同時に俺も背中の大剣を抜き、正面に構える。
「それでは両者準備が整った様なので始めさせていただきます」
成る程、この審判は俺とローズが構えるまで律儀に待っていてくれたらしい。そう考えると、少し笑えてしまった。
「では、始め!」
審判の掛け声がかかると同時に俺とローズはお互いに向かって駆け出した。
何かお気づきの点などございましたら是非ともご指摘御願い致します。
また、レビュー、評価、ブックマークはとても作者の励みになりますので、是非ともよろしくお願いいたします。