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皇太子VSお兄様

「お呼びでしょうか?」


サザールとの貿易交渉がスムーズに済むと、皇太子は、ロベルタ公爵を呼び出した。

会議での報告とは別に個別の呼び出しした。

察しがいい彼のことだ。

訳は想像しているだろう。


ロベルタ公爵は、娘が皇太子の婚約者に選ばれるとすぐさま引退し、その座を息子のスペンサーへ譲り渡した。

元々、引退したような物でほとんどの公務は、スペンサーが行っていたかから、発表と同時に引退したのも頷けた。


「・・・」


沈黙が重くなり、ため息とともにスペンサーの方から口を開く。

「妹が何かやらかしましたか?」

「いや・・・」

歯切れの悪い皇太子に重要な事を伝える。

間違えなく、サザールとの貿易交渉に関する件で、助言したのだろう。

きっと、マリアンナは気づいていないだろうが。


「マリーは、半年間お貸ししますよ。その間好きに活用して頂いて結構ですが、半年したら返してくださいね。元々私の何で」


マリーと、愛称で呼ぶ。


「・・・わかった」

なんとも言えない顔で、了承する皇太子に、早めに手を打つ必要性を感じる。

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