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皇太子の興味


意表を付かれた。


本当は、挨拶だけ済ませて公務に戻るつもりだった。

書類の山がその言い訳として十分機能してくれるだろう。


侍女に紅茶の用意をさせ、着席を進める。

彼女は、本と自分を見比べ、残念そうに読書中の本を閉じようと手をかける。


「こちらをお使いください」


慌てた執事が付箋代わりの紙を渡す。


「・・・ありがとうございます。」


「本に挟まれて栞になさってください。」

困ったように執事と紙を見比べる彼女に知って執事が助言する。


「ありがとうございます。こうしておけばページがわからなくならないですものね」

にっこり笑って再度お礼を言う彼女に執事も釣られる。

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