出会い
何のプロットも無く行き当たりばったりで書いてます。意見どんどんください。
あまりキツいと作者が傷付いて書かなくなるかもです( 涙目 )
馬に跨り荒野を駆ける。その時ふと思う。
いつからだっただろうか。自分は、己の名を知る前から人の殺し方を知っていた。人一倍鍛錬した。それが正しいと教えられたから。誰に…?誰だろう?よく考えたら名前も知らない。もう生まれてから何年経つのだろうか。18年ほどだろうか?だから何?何でもいい。
次の仕事は、アインヘッツと言うそこそこ大きな街の領主を暗殺する事だ。もちろん敵国の領土である。お前の仕事は戦場で戦うことではないかって?そんなルールは無い。勅命に従うだけだ。街に忍び込むのは簡単だ、闇夜に紛れるのも、モグラのように穴を掘るのもお手の物だ。だが出る時が流石に面倒なので普通に入ることにする。
巨壁都市とも呼ばれるこの街は、その名の通り巨大な壁で囲まれている。
こんなもので刺客の侵入が防げると思っているのかは知らないが、まぁ立派なものだ。風に乗っていい匂いが漂ってきた、腹も減ったし少し見て回ろうか…
まず馬を預けなければな…
この男の警戒力は、相当なものである。例えば数百m先の音も問題なく聞こえる。だが市場ということもあり対して警戒していなかったのだろう。何かにぶつかって突き飛ばしてしまった。それが運命なのかどうなのか、一人のやせ細った少女であった。