その男…
初めまして、惨劇の翼(厨二)です。
適当にボチボチ書いていきますので、どうしても暇な時にでも目を通してあげてください!筆者が喜びます。
切る切る切る切る切る切る切る切る切る切る切る切る切る切る切る切る切る切る切る切る切る切る切る切る切る切る切る切る切る切る切る切るきるきるきるきるきるkill… 目の前に立ちはだかる幾百もの兵士も、槍を構えた連中も、馬に跨り偉そうにふんぞり返った奴も、みんな切った。中には無抵抗な奴も居たが、こと戦場に於いてそんなものは関係ないのだ。
それからのことはあまり覚えていない。
長い月日が瞬く間に過ぎていった。
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荒野の真ん中で二つの軍隊が睨みを効かせていた。一方は、アル・ファ=シスト王国の軍隊であり、他方は、ベータン=サシテ国という国の軍だ。両国とも小国だが、アル・ファ=シスト王国が国土を増そうと進軍していた。
アル・ファ=シスト王国の侵攻に全軍をもって防衛に当たっている。両軍は鎬を削り、互いの全てを掛けて戦う――はずだった。 その中ある少年が戦地に立った。それからは只の一方的な虐殺だった。その戦争の、いや、とある男の情報は瞬く間に広まった。その日以降ある者は彼の者を、短刃の勇者と、またある者は、血沼の死神と呼んだ。その日を境に、彼は数多の戦場で猛威を振るい、あらゆる国から恐れられた。
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その男は、幼き頃から大量殺戮者となるように育てられた。故に、彼の心は凍える様な冷たさと命令に従うだけの無情と化していた。
彼の持つ武器は短刃。つまりナイフである。その舞うような刃は敵味方構わず魅了した。しかし、それは間違いなく凶器であった。彼の通った道には、無数の屍が喉に作った鮮やかな切れ口から池を作るほど血を流しているのだ。戦場ではより多くの者を殺した者が英雄と言われるように、数多の戦場で敵を殺し尽くした彼はまさに英雄であった。
完全に趣味で、拙い文章になっておりますが、おかしな所は優しく指摘してください。筆者の文章力が高まります。優しくですよー。