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白ワイン

作者: ちゃKIN

あの頃の若くて無知な自分がもがれたてのフルーツだとしたら…



今の自分が発酵して出荷されるまでのどの段階だろうか?


テレビに付いていたビデオデッキがBlu-rayに進化した、

レコードがカセットテープに、カセットテープがMDやCDに。


物の移り変わり、時代の流れにいつも乗り遅れる私はスマートフォンの機能すら未だ把握しきれていない。



マクドナルドが高級品だと贅沢だと思ってたあの頃、

今ではコーヒー一杯で時間潰しの場所に。


お祭りの出店ではしゃいでたあの頃、

今では人混みで舞う砂ぼこりを気にして手をつけない。


先輩のパシりになってたあの頃、

立場をわきまえるようなった今。


どうだろう?


単純で鈍感で少しの感性と人間味というスパイスが加わった今。


はしゃぐ内容は変われども

渋味の少ない浅い役者。


何となくそれっぽい。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 写実的で淡々とした口調で、対比させた時間。 そこで垣間見える世界はじつに普遍で共感できました。 [一言] もっと渋味、雑味を織り込んだ方が「白ワイン」を引き立てる気がします。
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