校長室で
「君が光原くんかい?」
「はい…そうです」
俺の目の前にはよくいるバーコード頭のメガネをかけたおじさんがいた。魔法が使えても髪を生やすことはできないのだと確信した時である。そう、ここは校長室らしい。どうやらあの後俺は手刀で気絶させられて、ここに運ばれたらしい。てか手刀する意味なかったろ。
「えっーと、今日目覚めんたんだよね?それでもう手続きは済んでるなんてあの人は仕事早いなぁ」
「うん?あの人って葉月のことですか?」
「そうだけど、何か失礼でもあったかな?」
「いや、なんで知ってるのかなって…」
「あぁそれはね、」
遮るようにドアをノックする音が聞こえた。
「校長少しいいですか」
出てきたのはメガネにおっぱいがたゆんたゆん揺れている、美人なお姉さんだった。
その後、校長の耳に手を当てコソコソと話をした。そして、校長は頷いたあとに
「あっ、すまないね光原くん。とりあえず寮の部屋鍵渡すからそこに行ってくれ、あとはルームメイトが色々教えてくれるだろう」
校長はそう告げたあと部屋を出た。
「どうしよう寮の行き方わかんない…」
その時
「バゴンッ!!!」
ドアが蹴破られた。
「たった今校長に頼まれた者だ、君を今から寮に連れていく。」
さっきの女騎士だった。