謎の光
校長室に行く途中に懐かしみのある先輩に一つ尋ねてみた。
「僕達どっかであったことありませんか」
「さぁ、どうでしょう」
先輩はニコニコと意地悪な笑みで鼻歌を交えていた。まぁそのうちわかることだろう。
校長室に向かって約10分が経った。どう考えても遅い。先輩道間違えたんじゃないのか、それとも超絶方向音痴なのか。
「あのぉ…先輩幾ら何でも時間かかりすぎじゃないですか?」
「もしかして気付いちゃったのかな、実は魔法で移動できる装置をつかってませぇん」
「なんで使わないんですか!?」
「そらはね、後輩くん。君と話をしたかったからだよ」
うぐっ、そんなこと言われたら恥ずかしいじゃないか。周りからみたらカップルみたいに見えるんじゃないのかと思って…って百合か。至高じゃねぇか。ってこの人のペースに飲み込まれたらやばいことになるな気を付けよう。
「まぁ、もう着くんだけどね。ほら、あの凄そうな扉の向こうよ」
やっと校長室に着いた。時間かかりすぎて疲れたよ。てかもう眠いよ。と、言いつつ扉に手をかけ開けようとしたら、また謎の光に包まれた。
「うっ、またかよ何なんだよ」
僕は倒れたようだ。よく倒れるな俺。
そして、目が覚めたら葉月がマウントポジションを取っていた。
「うぇぁっ、なんでそんなとこにいるんだよ」
「お主要約目が覚めたようじゃのここがどこかわかるかい?」
「保健室じゃないの?」
「ここは病院だ。」
病院…?俺そんな重体だったの、謎の光怖すぎだろ、こら。
「まぁお主は目が覚めるまでに300年くらいの時が過ぎたぞい」
なにいってんだこのババア300年も起きれないことなんてないだろ。
「300年過ぎたなんてご冗談を(笑)」
「何をいっておるんじゃお主を女にして制御した時に暴走したのを覚えとらんのかね」
暴走?何のことださっぱりわからん。
「どうやらその顔は覚えとらんようじゃの、お主を制御したのにいきなり暴走し始めての、こっちはびっくりしおったわい」
わけがわからない、美少女なった俺が暴走?なんだよエロ同人かよ、何言ってんだよ、わけがわからないよ。脳内ピンクかよぉッ!
「それ以来じゃの世界に魔力が溜まった者がポンポン生まれて来たのじゃよ。」
「実際影響があったのはそれと、魔力が溜まって魔法を撃とうと思えば撃てるお主らじゃ」
「お主らはも寝たきりの状態になってなほとんどの奴らがさっき目覚めたそうじゃ、しかも全員あの時から姿形何一つ変わっとらんのじゃ。」
「えっ」
俺のせいで世界が歪み始めたとでも言いたいのか、俺は責任を負えばいいのか、なんだ死ぬのかこれ。