8/18
風が運ぶもの～まだ出逢えない君と僕を繋ぐもの～
風が運んだのは
ここに居ない君の声
懐かしいその声に
僕は耳を研ぎ澄ます
僕は君を知らない
未だに会ったことのない君
どこに居るのか？
どんな人なのか？
僕は何も知らない
僕が知るのはそのか細い声のみ
風が運んでくれる声のみ
だから僕も呼びかける
届くのかすら分からなくても
君に届くことを願って
風に声を乗せる
いつか君に逢えたら
僕はどうするだろう？
色々考えて未だに結論はない
でも決めているコことが
一つだけある
言葉はいらないかもしれない
ただ君を抱きしめたい
出逢えた奇跡に感謝を
幻かもしれないと疑ったことを謝るだろう
僕の声が君に届いることを
僕は切実に願い祈る
どうか風よ伝えて欲しい
僕の言葉を君に
いつか出逢うことを願う
僕の心を
