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不変たるもの
明確な釦はない
けれども確かに切り替わっていく
光が大地へ沈み
闇が広がっていく
逢魔ヶ刻に互いが溶け込み
緩やかに変化していく
太陽と月の重なり
僅かな刻の囁きが
空を満たしていく
また明日と別れゆくのは天の理
暖かい光は夜に体を休め
月は静かに世界を照らす
闇の中で世界を見守る
明日話す何かを考えながら
闇の中の灯台となる
繰り返される対極の光
姉弟の如く恋人のように
理の中で存在を指し示す
それは古の神話より変わらぬ姿
この世界が果てる迄
変わることのない営み
変わらぬ不変を教えてくれる