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切欠
世紀末的になる予定
此処は、遺跡群でも更に奥にある広間…。
鼓動が響く…。何者かを待つかの様に…。
時は残酷だ、過去があり現在があり、そして未来が築かれるが過去は磨り減り忘さられる。
しかし過去とは意図せず暴かれることを彼は知ってしまう…、其れが彼に何を齎すかは、運命でさえ図れない。
俺は頭を抱えていた。別に頭が痛いと言うわけではない、いや痛いとも言えるかも知れない。今日、俺はいつもどうりギルドへ寄り、申請し遺跡群へと潜った。この遺跡群、幾世紀の前のモノで人類が最も栄えていたと言われている。その遺跡で何をしているかと言えば、遺物や資材そしてロストテクノロジーの発掘、叉はモンスターハントだ。
今日の目的としては、もう発掘し尽くされた遺跡でモンスターを狩りながら、経験を積むだけの筈だったのだが…。
見つけて『しまったのだ。』あの場所を…。